YouTube映像『一打講師・龍山公園』のキャプチャー

呉世勲(オ・セフン)ソウル市長がヨンサン・オリニ庭園を訪れ、政府のヨンサン公園内における公共住宅供給の問題点を分析した。前もって政府は、ヨンサン・オリニ庭園と旧防衛事業庁、軍人アパート、将校宿舎5団地などで公共住宅の供給を検討していると明らかにしていた。

ソウル市は24日、「一打市場—ヨンサン公園編」をソウル市長公式ホームページとソーシャル放送ライブソウルなどを通じて公開した。7月に不動産市場の診断と住宅供給の解法を扱った「一打市場」の後続編である。

呉市長は、米軍基地の返還と汚染土の浄化などを考慮すると着工まで長ければ10年かかる点を挙げ、当面の住宅供給難を解消するのは難しいと主張した。

またヨンサン公園の用地が短期間に住宅を供給できる土地ではない点も強調した。ヨンサン・オリニ庭園は汚染された土壌の上に土をかぶせ芝生を造成した空間であり、住宅を建設して長期間居住するにはダイオキシンなど有害物質が含まれた汚染土を掘り出して処理する根本的な浄化作業が必要だということだ。ほかにも深刻な交通渋滞などが懸念されるとして「精密な計画なしに住宅供給を推進するのは非常に無責任だ」と述べた。

写真は23日、ソウル龍山区の龍山公園一帯の様子。/News1

呉市長は「毀損地を活用して住宅を供給しようとすること」という政府主張の前提自体が誤っていると反駁した。呉市長は「ヨンサン公園予定地は、現在残っている建物とコンクリートを撤去し、芝生と樹木がある緑地公園として復元することにした場所であるため、施設があるという理由で既に毀損された土地だとみなすのは、ヨンサン公園造成の趣旨を歪曲するものだ」と述べた。

またヨンサン公園の歴史的価値を浮き彫りにした。呉市長はヨンサン公園の面積は約300万㎡、90万坪で、ヨイド公園約13個が入る規模だとし、「ここは清国軍を皮切りに日本軍と米軍が120年以上にわたり駐屯していた歴史的な痛みを抱えた空間であり、その歴史性と自然性を保存して未来世代に引き継がなければならない」と述べた。

ヨンサン公園はニューヨークのセントラルパークやロンドンのハイドパークのように都心の真ん中に位置する象徴的な緑地になり得るだけに、当初の計画どおり保存すべきだとも主張した。

呉市長は、気候変動と猛暑に対応するにはヨンサン公園のような緑地を保存すべきだと述べた。呉市長は「日陰が多く芝生と樹木が多い街は平均気温が2〜3度以上差が出る」とし、「緑地面積を豊かに確保することが都市住民の生活の質と直結するため、ヨンサン公園を元の計画どおり造成し保存しようとしている」と語った。

呉市長は住宅供給の代案として、▲整備事業を通じた31万戸の着工支援 ▲水再生センターなど都市基盤施設の移転による用地確保 ▲青年向け住宅供給および金融支援の拡大、などを提案した。

呉市長は「私がヨンサン公園の一部でもアパート用地に変えることに賛成するなら、後々まで歴史の罪人になるという責任を感じている」とし、「市民の皆さんが世論でソウル市の立場を支持してくれれば、ヨンサン公園を守るうえで本当に大きな助けになる」と述べた。

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