忠清南道アサンでは未販売として残る住宅3戸のうち1戸は、建物が完成した後も買い手がつかない「竣工後未販売」であることが分かった。全体の未販売は小幅に減ったが、竣工後未販売は2カ月連続で815戸にとどまった。供給過剰が解消されないなか、アサンタンジョン2地区で2万1000戸の追加計画があり、中長期の供給負担が一段と大きくなるとの見方が出ている。
28日、不動産ビッグデータ企業のブドンサンジインと忠清南道・アサン市によると、6月末のアサン市の未販売住宅は2455戸だった。このうち竣工後未販売は815戸で、33.2%を占めた。5月と比べると全体の未販売は2483戸から28戸減ったが、竣工後未販売は変わらなかった。竣工後未販売比率は32.8%から33.2%へとむしろ上昇した。
竣工後未販売を専有面積別にみると、60〜85㎡が506戸で全体の62.1%を占めた。専有40㎡以下の小型住宅は296戸で36.3%で、専有85㎡超の住宅は13戸で1.6%だった。
主要事業所別では「アサンタンジョン ワールドメルディアン ウェルリジ A棟」が全体199戸のうち83戸、B棟は200戸のうち141戸が6月末時点で未販売と集計された。2023年に竣工した都市型生活住宅で、2棟を合わせると全399戸の56.1%に当たる224戸が売れ残っている計算だ。2021年に竣工したタンジョン地区「ザ・ファースト ヒュー」も全206戸のうち72戸が未販売として残った。
アサンの竣工後未販売比率は、ブドンサンジインが集計した主要未販売地域の中で最も高かった。5月末時点でアサンに次いで比率が高い釜山 砂箱区は、全体未販売1764戸のうち竣工後未販売が340戸で19.3%だった。アサン市関係者は「タンジョン地区だけでなく旧市街などにも竣工後未販売が広く分布している」と述べた.
専門家は、短期間に住宅が多く供給され、地域の実需がこれに追いつかなかったと分析する。アサン新都市は1990年代から国家主導で造成された。アサンペバン地区宅地開発事業とアサンタンジョン宅地開発事業が相次いで進み、アサンタンジョン2都市開発事業も推進されている。
コ・ジュンソク延世大学サンナム経営院教授は「アサンは雇用が比較的多い地域だが、定住需要より多い住宅が短期間に供給され、未販売が積み上がった」とし「竣工後未販売が短期間で解消するのは容易ではない」と語った。キム・インマン金仁満不動産経済研究所長は「都市開発で供給が急速に増えたうえ、多住宅保有者への規制で首都圏の投資需要まで減り、未販売の負担が大きくなった」と述べた。
アサンタンジョン2都市開発事業も中長期の変数である。LHはタンジョン面とウムボン面一帯357万㎡に、住宅約2万1000戸と産業・商業施設などを造成する計画だ。土地補償は大部分が終わり、協議が成立しなかった土地の収用裁決手続きが進行中である。LHは手続きが終われば早ければ8月末に造成工事を開始する予定だ。共同住宅の分譲は造成後に進め、地域の不動産業界は初弾の分譲時期を早ければ2029年下半期と見込む。