ソウルの宗廟(チョンミョ)向かいに最高142mの高層ビルを建設するセウン4区域の再開発事業が、最後の関門の一つである建築物安全影響評価を通過したことが10日に確認された。
残る手続きは事業施行計画変更の認可である。認可が下りれば、国家遺産庁の反対にもかかわらず、ソウル市が用意した計画どおりに最高35階規模の建物を建てられる。所轄の自治体である鐘路区庁は今月中に認可の可否を決定する方針だ。
ソウル市によると、市は5日、2次建築物安全影響評価の確定審議を開き、セウン4区域の都市整備型再開発事業を条件付きで議決した。ソウル市は審議結果を鐘路区庁に通知した。
建築物安全影響評価は、超高層建物や延べ面積10万㎡以上の大型建築物に求められる審査である。外部評価機関が審査を行い、その後ソウル市が専門委員会でこの評価を確定審議して議決すると、所轄自治体はこれを基に建築許可および事業施行計画の認可を行う。
鐘路区庁の関係者は「今月中に事業施行計画変更の認可可否を確定する計画だ」と述べた。
セウン4区域は、宗廟の正門向かい一帯にある都心再開発区域である。宗廟の塀からは約173〜199m離れている。ソウル市は昨年10月、セウン4区域の高度制限を緩和する再整備促進計画の変更案を告示した。これにより、宗廟方向の建築物高さ基準は従来の55mから98.7mに、清渓川方向は71.9mから141.9mに引き上げられた。この事業は3月に統合審議も通過した。
しかし国家遺産庁は、セウン4区域の高密度開発が世界遺産である宗廟の景観に影響を与え得るとして、世界遺産影響評価を先に履行すべきだとの立場である。遺産庁は先月、ソウル市と鐘路区、ソウル住宅都市開発公社(SH)に対し世界遺産影響評価の履行を命じ、評価が終わるまで認可手続きを中断するよう要求した。これに対しSHは、当該命令は不当だとして行政訴訟を提起した状況だ。
整備業界では、事業遅延に伴う土地所有者と住民の反発が高まっただけに、認可手続きをこれ以上遅らせるのは容易ではないとの見方が出ている。業界のある関係者は「セウン4区域はすでに複数回の計画変更と審議を経て、事業が長期間遅延してきた」とし、「呉世勲(オ・セフン)市長の5選成功以降、ソウル市の都心高密度開発の路線が再び勢いを得る可能性がある」と語った。