現代建設が狎鴎亭2・3・5区域を連結する入居者専用の需要応答型交通(DRT)構築に乗り出す。ただしサムスン物産が施工する狎鴎亭4区域は当該サービスの対象から除外される見通しだ。狎鴎亭4区域は現代建設の事業地である3区域と5区域の間に位置するが、現代建設は他の施工会社の事業地との連携は検討していないという立場である。
DRTは定められた路線なしに利用者がアプリケーション(アプリ)で車両を呼び出すと、リアルタイムの需要を反映して最適経路を提供する次世代型交通サービスである。現代自動車グループのDRTプラットフォーム「シャクル」を基盤に運営される予定だ。
2日現代建設関係者は「2・3・5区域の入居者のための当社独自の特化サービスであるだけに他区域の編入可否は全く検討したことがない」とし「現実的にも実現しにくい」と明らかにした。
現代建設は先月31日、狎鴎亭5区域再建築の施工会社として最終選定された。これにより現代建設は狎鴎亭2・3・5区域をすべて確保した。現代建設はこれら3つの区域を一つの生活圏に束ねる「狎鴎亭ワンシティ(ONE City)」構想を推進しており、中核サービスとして入居者専用DRTを提案した。
現代建設の構想どおりなら狎鴎亭2・3・5区域の約1万世帯が一つの移動網でつながる。狎鴎亭駅と狎鴎亭ロデオ駅をはじめ、現代百貨店、ギャラリア百貨店、ロデオ通り、漢江の水辺空間など主要な生活拠点を入居者専用の交通網で結ぶ方式だ。現代建設はこれにより狎鴎亭一帯の居住利便性と団地間の連結性を高める計画である。
関心は狎鴎亭4区域に集まる。狎鴎亭4区域はサムスン物産が施工会社に選ばれた事業地で、現代建設が確保した狎鴎亭3区域と5区域の間に位置している。現代建設が推進するDRTが計画どおり構築される場合、事実上DRT生活圏の真ん中に4区域だけが外れる構図となる。
ただし業界の一部では、入居者の要求が現実化する場合には関連議論が再燃する可能性を完全に排除しにくいとの見方も出ている。4区域が3区域と5区域の間に位置するだけに、DRTの運営成果によって住民の関心が高まる可能性があるということだ。
サムスン物産関係者は「施工会社が決められる問題ではなく、組合と入居者の判断が必要な事案だ」と述べた。
ある建設業界関係者は「狎鴎亭の再建築は個別団地の高級化競争だけでなく、全体の生活圏をどう束ねるかも重要な要素になっている」とし「DRTのような入居者専用サービスは団地の競争力に影響を与え得るだけに、住民の要求が高まれば4区域連携の議論も自然に続く可能性がある」と語った。