イラスト=ChatGPT

韓国の建材業界が建設景気の低迷と中国産低価格品の攻勢という二重の圧力の中で、「品質」と「プレミアム」戦略で活路を探り始めた。単純な価格競争では持ちこたえにくいと判断した企業が、正規品認証体制と高断熱・高性能製品を前面に出して市場防衛に動いている様子だ。

◇「中国産が混ざって入ってくる」…KCC Glass、正規品認証で対応

27日建材業界によると、KCC Glassはこの日、業界で初めて「正規品ガラス認証制度」を正式導入した。建設現場に納品されたガラスが実際にKCC Glassの正規品かどうかを現場で直接確認して認証する方式である。

この制度は、工事開始前に建設会社から認証要請を受けると予備認証書を発行し、工事完了後に現場実査を経て最終認証書を提供する構造で運用する。特に現場実査では携帯用XRF(X-Ray Fluorescence、蛍光X線)成分分析器を活用してガラスの組成を分析する。KCC Glassは、自社の板ガラスが固有の成分組成を持ち、正規品かどうかを迅速に判別できると説明した。

実際の建設現場では中国産ガラスに関する品質の論争が継続的に提起されている。2024年ソウル瑞草区のバンベグランザイ(マンション)では、KSマークを偽造した中国産ガラスが数千枚施工された事実が明らかになった。当時、中国産ガラスを国内正規品に偽装して納品した状況が確認され、入居者の安全懸念が高まり、強化ガラスの性能検証問題まで浮上して建設業界の品質管理の不備に関する論争へとつながった。

中国産建材の輸入拡大の流れも急だ。関税庁の輸出入統計によると、昨年の中国産パーティクルボード(PB)輸入量は14万2195tで、前年比(1万1157t)で12倍以上増加した。

産業通商部貿易委員会の統計によると、中国産中密度繊維板(MDF)の輸入量も昨年は7万5600㎥と集計され、前年(3万5000㎥)より2倍超増えた。業界では中国産製品の価格が国産より10〜15%ほど低く、市場侵食の速度が速まっているとみている。

フェノールフォーム(PF)断熱材とカラー鋼板の市場でも状況は同様である。昨年の中国産PF断熱材の輸入量は1万3140tに達したと把握される。一部製品は製造国や製造社の情報が欠落したまま流通し、一部カラー鋼板はKS基準のめっき量に満たないとの指摘も出ている。中国産カラー鋼板の国内流通比率は最近40%水準まで拡大したとの分析が出ている。

KCC Glassの社員が携帯型成分分析装置で設置済みガラスの正規品かどうかを判別している。/KCC Glass提供

◇低価格競争ではなく高断熱・高性能に集中

国内企業は価格競争ではなく高付加価値製品中心に事業構造を再編している。建設景気の低迷で全体需要は減ったが、エネルギー効率や環境配慮、施工の安定性を備えたプレミアム製品の需要は相対的に維持されているためだ。

LX Hausysは高断熱・高気密の窓やエネルギー削減型製品のラインアップ強化に集中している。特に熱貫流率を下げた高性能窓の比率を拡大し、エネルギー効率中心のマーケティングを強化している。

イゴン窓も真空ガラスや高気密窓など高性能製品中心の戦略を維持している。一般的な窓比で断熱・気密性能を高めた製品を前面に出し、プレミアム市場の攻略に乗り出している様子だ。建設会社との協業過程でもエネルギー削減性能と施工の安定性を強調する方向で戦略を強化している。

断熱材・内装材業界も同様の流れだ。Byucksanは高性能・高効率断熱材を中心に製品群の再編に乗り出し、エネルギー削減基準の強化トレンドに合わせた製品供給の拡大に集中している。Dongwha Enterpriseは環境配慮の認証を受けた高性能床材とインテリアボードの比率を増やしており、Hansol HomeDecoもプレミアム内装資材のラインアップ強化に取り組んでいる。

建材業界のある関係者は「中国産の低価格製品が国産のように混ざって入ってくるケースが昔から繰り返されてきた」と述べ、「当座は価格が安く見えても、結局は品質や安全の問題につながる可能性が大きい」と語った。続けて「建設景気の低迷が長期化し国内企業の負担は増しているが、結局、認証と品質、高性能製品で差別化する方向以外に生存の解法は見当たらない」と述べた。

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