多住宅者の譲渡所得税重課猶予の終了前後で、ソウル江南圏のマンション価格が再び揺れ動いている。掘り出し物が速いペースで消化されると、家主が売り物件を引き上げたり、売り希望価格を再び引き上げ、市場の雰囲気も急反転している様相だ。取引は鈍るが価格上昇への期待が強まり、「持久戦相場」が再演されているとの分析が出ている。
17日、国土交通部の実取引価格公開システムによると、ソウル瑞草区盤浦洞「アクロリバーパーク」専有84㎡は4月22日、60億ウォンで取引され、最高値を記録した。直前の取引価格である53億ウォンより7億ウォン上がった。
江南区狎鴎亭洞シンヒョンデ11次の専有170㎡は、直前の取引より4億ウォン高い85億ウォンで所有者が替わった。この団地は昨年5月に100億ウォンまで上がったが、今年3月には81億ウォンまで下がっていた。しかし最近は再び反騰局面に転じ、市場に出た売り物件の売り希望価格は110億ウォン水準まで急騰した。
売り希望価格の上昇は江南圏全般に広がる雰囲気だ。先月54億5000万ウォンで取引された瑞草区盤浦洞ラミアンワンベイリー専有84㎡は、現在の売り希望価格が70億ウォン台に跳ね上がった。当該面積は昨年8月に71億5000万ウォンで取引されていた。物件によっては79億ウォンまで値札が付いた。
盤浦洞のある公認仲介事務所の関係者は「税金の重課猶予終了前に処分すべきだった多住宅者の掘り出し物は4月末までに大半が消化された」と述べ、「家主が売り物件を引き上げたり、売り希望価格を再び上げる事例が多い」と語った。蚕室洞のある公認仲介事務所の関係者も「9日以降に新たに出た物件は事実上ない」とし、「売り希望価格ばかり上がるため買い問い合わせはむしろ減り、取引途絶の懸念が出ている」と述べた。
実際に売り物件の減少も鮮明だ。不動産ビッグデータプラットフォーム「アシル」によると、15日基準のソウルのマンション売り物件は6万3874件で、譲渡所得税重課猶予の最終日である9日(6万8495件)より6.8%減少した。瑞草区の物件が10.2%(871件)減り、減少幅が最も大きく、松坡区と江南区もそれぞれ6.8%(342件)、5.1%(500件)減少した。
専門家は当面、江南圏の住宅価格の強含みが続く可能性が大きいとみている。ソ・ジニョン光云大不動産法務学科教授は「売り物件の減少と売り希望価格の上昇、チョンセ(保証金を預ける賃貸)価格の上昇が同時に表れている」とし、「保有税負担が大きくなっても、江南圏では売り物件を抱えて価格上昇を期待する流れが続く可能性が大きい」と述べた。