ソウル狎鴎亭5区域の再建築受注戦が現代建設とDL E&Cの熾烈な二強対決として展開している。ただし今回の受注戦が株式会社ハンファ建設部門(以下、ハンファ建設)の事業戦略とも結び付いているという分析が出ている。
ハンファ建設は直接入札に参加しなかったが、現代建設と協力関係を構築した。両社は狎鴎亭5区域とギャラリア百貨店、スイン・ブンダン線の狎鴎亭ロデオ駅をつなぐ統合動線計画を推進することにした。ハンファは商業施設の運営とホテル式コンシェルジュサービス、プレミアムF&B(飲食)施設の導入などを支援する予定だ。
最近の海外事業縮小と売上減少の中で都心複合開発事業に力を入れているハンファ建設にとって、狎鴎亭5区域は象徴性と事業性を同時に備えた事業である。
11日建設業界によると、ハンファ建設は最近、ソウル駅北部駅勢圏、水西駅乗換センター、蚕室MICE開発など大型の都心複合開発事業に力量を集中している。過去のように海外プラントと住宅事業中心で外形を拡大するよりも、開発・運営まで含む複合開発中心に事業構造を再編している。業界では単純な施工会社よりデベロッパーの役割強化に重心を置いているという分析が出ている。
狎鴎亭5区域も単純な再建築を超え、商業・交通・流通機能が結合した複合開発の形で推進されている。近時、都心複合開発中心に事業構造を再編中のハンファ建設にとっては、ソウルの中核地で象徴性と事業性を同時に確保できる事業だということだ。
現在、狎鴎亭5区域の受注戦は、現代建設とDL E&Cが組合員の票心確保に向け総力戦を繰り広げる様相だ。現代建設は狎鴎亭2・3区域の受注経験と「狎鴎亭ヒョンデ」ブランドの象徴性を前面に出し、DL E&Cは工事費確定型の構造と金融支援、事業期間短縮などを掲げて対抗している。施工社選定の総会は30日に開かれる。
ハンファ建設が最近、狎鴎亭5区域のようなソウルの中核複合開発事業に力を注いでいる背景には、海外事業の縮小と外形縮小がある。過去にハンファ建設はイラク・ビスマヤ新都市事業と海外プラントなどを基盤に外形成長を続けてきた。2023年には年間売上5兆ウォンを超え、全盛期を迎えたこともある。しかしその後、グローバルプラント・洋上風力事業をグループ内の他の系列会社に移管し、事業の方向性が大きく変わったという評価が出ている。
実際にハンファ建設の外形は最近目立って縮小した状態だ。昨年の年間売上は2兆7105億ウォンで、前年対比27.6%減少した。一時は海外プラントと大型開発事業を前面に出し、施工能力評価順位の10位圏を競ったが、現在は11位にとどまっている。
建設業界の関係者は「最近のハンファ建設は攻撃的な外形成長よりも複合開発の競争力強化と安定的な収益確保に集中する雰囲気だ」と述べ、「狎鴎亭5区域は象徴性と事業性を同時に備えた事業であるだけに、結果を注視せざるを得ない状況だ」と語った。