ソウル市が東北圏、西南圏など外郭地域の再開発の事業性を高めるため、容積率を引き上げて公共寄与分を引き下げることにした。整備事業の組合員負担が軽減する見通しだ。
ソウル市は再開発事業を進めている60カ所のモアタウンの対象地について、事業性補正係数を反映した管理計画案を修正可決し、街路住宅整備事業8カ所の事業施行計画変更案を条件付き可決したと27日に明らかにした。江北区スユドン52の1一帯のモアタウンをはじめとする江北・SuNAM圏のモア住宅事業全般にわたり、組合員負担および事業環境が改善されると見られる。
事業性補正係数は、事業対象地の公示地価水準を基準に、賃貸住宅供給比率と容積率緩和水準を調整する制度である。ソウル市平均公示地価に比べ、当該事業区域の公示地価水準を反映して補正係数を算定し(範囲1.0~1.5)、地価が低いほどより高い補正係数が適用され、公共寄与負担が調整される。
一般に分譲価格は土地価格に比例して形成されるため、土地価格が高い地域は事業性が高い。しかし土地価格が低い地域は、同じ整備条件でも事業性の差が生じる構造だった。モアタウン事業地の大半が江北地域とSuNAM圏に集中している点も、事業推進時の難点として作用した。
ソウル市はこのような問題を解決するため、公示地価水準を反映した事業性補正係数を導入し、地域の実情に合った公共寄与水準を適用できるようにした。
今回の審議で、既に指定されたモアタウン60カ所の管理計画を一括変更することで、モア住宅事業の推進環境が改善されるとソウル市は見通した。今後、モア住宅事業計画の統合審議申請時に、借家人の居住安定対策が策定されている場合、補正係数を適用する条件で関連基準を反映することとした。
今回、事業性補正係数の適用を受けるモアタウン対象地は東北圏26カ所、SuNAM圏23カ所、西北圏6カ所だ。
モアタウン以外にも、モア住宅の審議を通過した街路住宅整備事業8カ所にも補正係数を適用した。ソウル市は、これまで組合員負担が大きく統合審議を通過しても移転・着工につながらなかった小規模事業所が、今回の審議で公共寄与負担が緩和され、事業推進環境が改善されると予想した。
ソウル市は事業性の改善と併せて公共性確保の基準は維持することにした。▲賃貸住宅を最小10%以上確保 ▲借家人損失補償義務の適用(モアタウン内) ▲借家人居住安定対策の策定 ▲分譲住宅と差別のないソーシャルミックス計画 ▲賃貸住宅の棟・号の公開抽選などを満たす場合、事業性補正係数を適用して公共性と事業性を同時に確保する方針だ。
一方、ソウル市は広津区チャヤン1ドン799一帯(7万3362.1㎡)をモアタウン事業として、モア住宅4カ所を通じて総1900世帯(賃貸329世帯を含む)を供給する予定だ。対象地はチャヤン伝統市場とチャヤン小学校の近隣地域だ。老朽・不良建築物の割合が73%と老朽度が高い。モアタウン計画により、チャヤン小の正門前アチャサン路44キルを既存の5mから8mに確保し、車両と歩行者の区分がなかった道路に車道と歩行者のための歩道を設置して安全な通学路を造成する。チャンドクゴル公園を997.4㎡から1502㎡に拡大し、住民の休息空間も拡充する。
チャヤン繁栄路沿いに存置される建物と、チャヤン伝統市場に面するチャヤン繁栄路沿いの建築物は高さを下げ、周辺の住宅地と調和した景観となるようにし、対象地南側のハンガンを考慮した配置によって通景軸を確保する予定だ。
今回の審議通過により、統合事業を推進する際、用途地域を第2種一般住宅地域から第3種一般住宅地域へと上方修正し、事業性を高めた。