汝矣島孔雀アパートが最高49階、581世帯規模の住商複合団地として生まれ変わる。
ソウル市は第14次整備事業統合審議委員会で汝矣島孔雀アパート再建築整備事業(永登浦区汝矣島洞21-2番地)に対する審議が通過したと30日に明らかにした。
汝矣島孔雀アパートは1976年に竣工した373世帯規模の団地で、信託方式で再建築事業を推進している。KB不動産信託が事業施行者で、施工会社は大宇建設である。面積別世帯数は合計581世帯で、専有59㎡が113世帯、67㎡が35世帯、75㎡が41世帯、84㎡超の平型は391世帯だ。今後、事業施行認可と管理処分計画認可の手続きを経て2029年に着工する予定である。
統合審議では汝矣島の金融中心地という立地を反映し、居住・業務・商業機能を備えた複合居住空間を造成することに重点を置いた。対象地北側の漢江と汝矣島公園を考慮して開放感と通景軸を確保し、周辺と調和するスカイラインを形成する。団地低層部に業務・販売施設を配置し、公開空地と開放型コミュニティ施設を造成して金融中心地のインフラと漢江生活圏を有機的に連結する。漢江とつながる市民の歩行空間も設置する。
可楽極東アパート再建築整備事業に対する統合審議も条件付きで議決された。同団地は既存7棟、最高15階、555世帯から12棟、最高35階、999世帯(公共賃貸123世帯を含む)規模のアパート団地として新たに造成される。
公共歩行通路を設置し、隣接する可洞小、松坡中など学生の通学路と地域住民の歩行環境を改善する。敷地内の空地を活用して歩行空間も拡大する。みんなでケアセンター、小規模図書館、保育園など外部開放施設を導入し、アパート団地の住民だけでなく周辺住民にも多様な生活利便を提供する。団地北側には小公園も造成する。
このほか委員会は忠現2区域の都市整備型再開発事業のための統合審議案も条件付きで議決した。対象地は30年以上経過した低層の老朽・不良建築物が密集する地域で、都市機能の回復と商圏活性化のために2024年8月に整備計画を策定した。
整備計画に基づき、地下8階〜地上19階の業務施設と近隣生活施設を複合開発する。地上3階には公共賃貸業務施設を計画し、地域イノベーションの能力強化と戦略産業の育成・保護のための基盤施設を拡充する。現在西大門文化体育会館で運営する「西大門文化院」が、開発事業後に地上3階の公共賃貸業務施設へ移転する。