ソウル市が2025年1月15〜16日に新婚夫婦向け「ミリネジブ連携型公営韓屋」の入居者募集に入る。
ソウル市は鐘路区と城北区に7世帯規模の「ミリネジブ連携型公営韓屋」を供給すると29日に明らかにした。30日に告知予定で、2025年1月15〜16日に申請を受け付ける。
公営韓屋は鐘路区6カ所、城北区1カ所で供給する。外観は韓屋だが、室内はすべて現代式にリモデリングされている。賃料は新婚・新生児買上げ賃貸住宅Ⅱ方式を準用し、相場比60〜70%水準で算定した。相互転換制度により、世帯別の資金計画に合わせて賃貸保証金と月額賃料の比率を調整でき、居住中に子どもを出産した場合は10年居住後に「長期全世帯住宅」へ優先申請できる。
鐘路区嘉会洞1号（嘉会洞35-2）は韓屋と洋館が連結された形態で、前後に庭があり屋外活動が可能であるほか、洋館上部の広い屋根裏空間は子どもの想像力を刺激する。
最も小規模なワンルーム型韓屋である桂洞2号（桂洞2-39）は、ミニマルライフを志向する世帯に理想的だ。桂洞3号（桂洞32-10）は住宅密集地域の内側に位置し静かで、庭に小さな家庭菜園もある。
部屋4室と浴室3室、地下のファミリールーム、ガーデンを備える苑西洞4号（苑西洞24）は今回供給される韓屋の中で最大規模であり、「三世代以上の大家族」に該当する申請者を優先選定する。
次に大きい規模の弼雲洞6号（弼雲洞180-1）は、部屋3室、浴室2室と多目的室などを現代的感覚で構成しており、同様に「三世代以上の大家族」の申請を優先する。
昌徳宮の塀に面しており、後苑の造景木を自宅の庭のように眺められる苑西洞5号（苑西洞38）は、前庭・裏庭に小さな菜園、甕置き台など韓屋の要素をバランスよく備えている。
城北区普門洞7号（普門洞6街41-17）は、マンションと一戸建てが混在する一般住宅地域に位置し、生活商圏へのアクセス性が高い。部屋1室と浴室が別棟として分離されており、書斎・遊び部屋・来客用の部屋など独立空間として活用できる。
市は韓屋、韓屋での生活に関する実質的な疑問や関心を踏まえ、2025年1月7日から14日まで（日曜日除く）供給予定の韓屋7カ所を自由に見学できる現場開放イベントを実施する。オヌレチブなどのリビングプラットフォームが内部のホームスタイリングに参加し、モデルハウスのような演出を披露する。12日には苑西洞4号で説明会も開く。
ミリネジブ連携型公営韓屋の入居者募集に関する詳細は、ソウル韓屋ポータル、ソウル住宅都市開発公社のホームページで確認・申請できる。
チェ・ジンソクソウル市住宅室長は「2027年からは新規韓屋マウル造成事業と連携し、マウルごとに10戸余りずつ着実に供給し、新婚夫婦の居住安定と多様な嗜好・ライフスタイルを反映するよう努める」と述べた。