ソウルでマンション贈与が25％増加

ソウル不動産の上昇局面の中で、マンションの贈与が大きく増えている。税負担と融資規制の強化下で住宅価格の上昇が続き、江南3区（江南・瑞草・松坡）など人気エリアを中心に、売買ではなく贈与を選ぶ事例が増えているとみられる。

7日、法院登記情報広場によると、1月から11月にかけてのソウルの集合建物（マンション・オフィステル・ヴィラなど）で贈与目的の所有権移転登記の申請は7436件だった。これは前年同期（5934件）より25%以上増えた数値である。

地域別では、▲江南区651件 ▲陽川区546件 ▲松坡区518件 ▲瑞草区471件 ▲江西区367件 ▲麻浦区350件 ▲恩平区343件 ▲永登浦区329件だった。

これに関連して、不動産業界では売買規制と税負担が贈与需要を押し上げたとみている。キム・ハクリョル・スマートチューブ不動産調査研究所長は「贈与取得税を考慮しても住宅価格の上昇があまりに速く、できるだけ早く贈与する方が有利だと判断する人が増えている」と述べ、「とりわけ江南など一部地域の住宅価格が大きく上がり、子どもが所得で家を買うことが不可能になり、贈与を選ぶケースが多くなった」と語った。

パク・ウォンガプ・KB国民銀行不動産首席専門委員も「住宅価格が今後もさらに上がるとの見方が広がるなか、少しでも低い価格のうちに先に贈与を選ぶ人が増えているようだ」と述べた。