ハンファ株式会社建設部門とポスコE&Cは、仁川南洞区間石洞311-1番地一帯に建設される「フォレナザシャプ仁川市庁駅」を12月に分譲する予定だ。仁川で成功神話を続けている2社の大手建設会社がコンソーシアムを組むだけに、需要者の関心が集まる見通しだ。
団地はサンインチョン小学校周辺の間石洞311-1番地一帯を再開発する事業として供給される。地下4階〜地上最高35階、全24棟、専有面積39〜84㎡・総2568戸のうち、735戸が一般分譲物件だ。
フォレナザシャプ仁川市庁駅は優れた交通アクセスを備え、注目を集める。仁川地下鉄1・2号線を利用できる仁川市庁駅と、仁川地下鉄1号線の間石オゴリ駅が徒歩圏に位置し、公共交通の利用が便利だ。キョンイン路を通じて首都圏第1・第2循環高速道路および第2キョンイン高速道路への進入も容易だ。さらに、広域バスを利用すればソウル合井・弘大入口まで約1時間前後で移動でき、ソウルへの通勤需要も取り込める。
また仁川市庁駅には、首都圏広域急行鉄道（GTX）-B路線の開通が予定されており、交通利便性と将来価値が大きく高まる見通しだ。GTX-B路線は仁川松島から京畿南楊州のマソクまで約82.8kmを結ぶ東西軸の高速鉄道網で、ソウルの主要業務地区である汝矣島、龍山、ソウル駅、清凉里などへ迅速に往来できる。開通時には仁川大入口駅からソウル駅まで30分を要する見込みであり、今後の交通はさらに便利になると見られる。
教育環境も優れている。団地は目の前にサンインチョン小学校がある「小学校隣接立地」で、半径1km内にサンインチョン中・クウォル中・ガンソク女子中・シンミョン女子高・インジェ高・インチョン芸術高校などが集積するワンストップの学区利便を備えた立地だ。また、近隣のクウォル洞学習塾街の利用も容易になる見通しだ。
生活インフラも充実している。ホームプラス（九月店）、ロッテ百貨店（仁川店）などの大型商業施設に加え、仁川市庁、仁川警察庁、ガンソク1洞行政福祉センター、仁川文化芸術会館、カチョンデギル病院など主要な公共・医療機関も近く、居住の利便性が高い。
団地はイファ子ども公園が目の前に位置する「公園隣接立地」で注目される。同公園内には運動施設、散策路、テニスコートなどが整備されており、入居者は都心にいながら余裕ある余暇を楽しめる。加えて、総延長3.9kmに及ぶ中央公園や小公園、マンウォル山なども近接しており、豊富な緑地インフラを備えた快適な居住環境が期待される。
フォレナザシャプ仁川市庁駅は、間石洞・九月洞一帯の整備事業プレミアムの流れを引き継ぐ新規分譲団地として注目されている。先に供給されたハンファフォレナ仁川九月（タボクマウル区域、2023年竣工）、ヒルステイト仁川市庁駅（ベグン1区域、2024年竣工）、仁川市庁駅ハンシンザヒュー（ガンソクソンラクアパート区域、2025年竣工予定）などとともに、この一帯を新たな住宅タウンへ再編する中心軸の役割を担う見通しだ。
団地は差別化された商品性を備えたブランドの大規模団地で、入居者の生活の質を高める多様なコミュニティ施設も併設される予定だ。体育施設としてはゴルフ練習場とスクリーンゴルフ、GXルーム、ピラティススタジオ、シャワー室などが整えられ、子どもの保育と教育のためのキッズブックハウス、グループスタディルーム、1人用スタディルーム、キッズカフェ、キッズジムなども計画されている。このほか、入居者の業務と余暇のためにイベントルーム、プライベートオフィス、スタジオ、バブルカフェなど多彩な空間が設けられる予定だ。
入居者のライフスタイルを考慮したカスタマイズ商品も披露する。ウォールパッド・スイッチ・コンセントなど配線器具類の統合デザインを適用したフォレナ・エッジルック、ロボット掃除機収納、エアコン作動時に室外機ルーバーが自動で開く電動ルーバーシステムなどを導入する計画で、このうち一部は有償オプションとして提供される予定だ。さらに地下駐車場を完備し、地上には車両のない歩行者中心の団地として造成し、安全で快適な居住環境を提供する計画だ。
チャン・ヨンギ、ハンファ株式会社建設部門の分譲所長は「仁川は今回規制地域から除外され、風船効果への期待感が高まっている」と述べ、「ブランドの大規模団地にGTX-Bの恩恵が加わった立地で、実需層と投資家の双方に魅力的な選択肢になる」と語った。
フォレナザシャプ仁川市庁駅のモデルハウスは12月中に仁川南洞区九月洞1140-1番地（仁川市庁近く）に設けられる予定で、入居は2029年8月の予定だ。