Anthropicのロゴ。/聯合ニュース

人工知能(AI)企業Anthropicを巡る著作権紛争が音楽産業へと飛び火した。

29日(現地時間)に米カリフォルニア州北部連邦地裁によると、レコード会社のソニーミュージックとワーナー・チャペル・ミュージックは、Anthropicが数万曲の歌詞と楽譜を無断でAI学習に活用したとして訴訟を提起した。

Anthropicの法人だけでなく、ダリオ・アモデイ最高経営責任者(CEO)とベンジャミン・マン共同創業者も被告に名を連ねた。

ソニーとワーナーは、Anthropicが違法サイトなどからダウンロードした海賊版の書籍や、紙の書籍を購入してスキャンしたファイル、インターネットサイトで約款に違反して大量に取得した(クロールした)データなどを通じてポップ音楽の楽譜と歌詞を入手し、これをAIモデルの訓練に用いたと主張した。

レコード会社各社は被害曲が数千曲に上ると主張した。代表例としてマライア・キャリーの「All I Want for Christmas Is You」、テイラー・スウィフトの「Paper Rings」、レナード・コーエンの「Hallelujah」、ボン・ジョヴィの「Livin' on a Prayer」などを挙げた。

またAnthropicが違法複製の事実を隠すために著作権管理情報(CMI)を組織的に改ざん・削除したとの主張も提起された。このためAIモデル「Claude」の利用者が特定の楽曲の歌詞を質問すると、原著作者情報なしに歌詞がそのまま出力される事例が発生したというのがレコード会社側の主張である。

ソニーとワーナーはAnthropicのこのような行為について「歴史上最も巨大で露骨に進行する知的財産権の盗用」と規定し、無断複製された曲1曲当たり最大15万ドル(約2億ウォン)に達する損害賠償を請求した。さらにAnthropicが保有する違法複製の歌詞データベースと学習用ファイルを全量永久廃棄するよう求めた。

先にAnthropicは海賊版の書籍をAIモデルに使用したことに関する訴訟で、作家らに15億ドル(約2兆ウォン)を支払うことで合意し、最近和解を終結させた。

これに対してソニーとワーナーは「Anthropicは(このような和解金を)単に事業運営のための費用としか見なしていないことは明白だ」と批判した。

これに関してAnthropicはIT専門メディアのテッククランチに「われわれは彼らの主張に同意せず、法廷で積極的に防御する方針だ」と明らかにした。

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