LGエレクトロニクスが廃家電のコンプレッサーから希土類永久磁石を分離し再利用する技術を開発した。試験事業を通じて年間約4万台の廃家電から1.6トン規模の希土類永久磁石を回収する計画である。
LGエレクトロニクスは27日、キョンギ・ヨンインの首都圏資源循環センターで気候エネルギー環境部、E-循環ガバナンスと「廃家電冷媒圧縮機廃永久磁石回収試験事業」業務協約(MOU)を締結したと明らかにした。
希土類は電気自動車や産業用モーター、家電などに使われる重要鉱物である。家電ではモーターやコンプレッサーなどに入る高性能永久磁石の原料として用いられる。
これまで廃コンプレッサーに含まれる希土類永久磁石は強い磁力のため分離が難しかった。銅など一部金属を回収した後、永久磁石は大半が鉄スクラップとともに再生利用されてきた。
LGエレクトロニクスは磁場を利用して磁石の磁力をなくす「脱磁」技術を適用し、希土類永久磁石を分離する工程を開発した。高熱を加えて磁力を除去する従来の熱処理方式よりエネルギー使用量を抑え、回収過程で磁石が熱で変形するのも防げるというのが会社側の説明である.
永久磁石を分離する過程にはビジョン人工知能(AI)基盤の画像解析技術も適用する。AIが廃コンプレッサーの大きさと形状を認識し内部永久磁石の位置を分析して、製品別に適合する分離工程を適用する方式である。
LGエレクトロニクスは今回の試験事業を通じ、年間約4万台の廃家電から約1.6トンの希土類永久磁石を回収できるとみている。回収した永久磁石は新たな磁石を生産するための原料化技術の開発などに活用する予定である。
今回の協約式にはクム・ハンスン気候エネルギー環境部第1次官、イ・サンジンE-循環ガバナンス理事長、ヤン・ヒグLGエレクトロニクス生産技術院生産革新センター長、チョン・デジンLGエレクトロニクス金型・品格研究所長などが出席した。
ヤン・ヒグLGエレクトロニクス生産技術院生産革新センター長は「資源循環分野の技術力を継続的に強化し、使用が終わった製品から核心素材を回収して再び活用する循環経済の実現に寄与する一方、将来の重要鉱物の安定的な循環利用基盤の構築にも先頭に立つ」と述べた。