サムスン電子が人工知能(AI)専門家を相次いで招へいし、半導体事業の人工知能転換(AX)を加速する。半導体研究開発(R&D)に特化したAIモデルを開発し、設計・工程・製造過程で生成されるデータをAIが直ちに活用できる体制を構築する。
14日、業界によるとサムスン電子デバイスソリューション(DS・半導体)部門は、ディープラーニング・ビジョンAIの専門家であるハン・ボヒョン(ソウル大学電気・情報工学部教授)をフェローとして、データエンジニアリングの専門家であるハン・テリン常務をそれぞれ招へいした。
ハン・フェローはサムスン電子の半導体R&Dに特化したAIモデル開発を主導する。ビジョンAIは画像と映像データを学習し、物体やパターンを認識・分析する技術である。サムスン電子はこれを半導体設計や工程などで発生するデータ分析に活用し、開発効率と生産性を高める計画だ。
ハン・フェローはソウル大学コンピューター工学科で学士・修士号を取得し、米メリーランド大学でコンピューターサイエンスの博士号を取得した。ポハン工科大学コンピューター工学科の助教授・准教授を経て、2018年からソウル大学電気・情報工学部教授として在職している。ソウル大学の教授職を維持しつつ、サムスン電子DS部門のフェローを兼務する。
ハン常務はAIが学習と分析に直ちに活用できるようデータを整備する「AIレディデータ(AI Ready Data)」基盤の構築を担当する。半導体の設計・工程・製造過程で生成されるデータを標準化し、品質管理体制を構築してAI活用度を高める役割である。
ハン常務はソウル大学機械航空宇宙工学科を卒業し、米マサチューセッツ工科大学(MIT)で機械工学の修士号を取得した。Meta(メタ)で約9年間勤務し、シニアエンジニアリングマネジャーなどを務め、その後米ペルソナでシニア開発者として勤務した。
サムスン電子は2人の専門家の招へいを機に、半導体の設計と工程開発、製造など中核業務全般へのAI適用を拡大する計画だ。AI・データ分野の人材も継続的に確保し、関連する専門性をDS部門の組織全般へ拡散する方針である。
SKハイニックスも最近、グローバル事業拡大と新規成長機会の発掘に向け「グローバル成長タスクフォース(TF)」を新設し、ユン・プンヨンSKスぺックス追求協議会社長をTF長に任命した。ユン社長はスぺックス追求協議会の社長職を維持しつつ、TF長を兼任する。
ユン社長はSK(株)C&CとSKテレコムを経て、SKスクエア最高投資責任者(CIO)、SK AX社長などを務めた。SKハイニックスでは系列会社間の協業を調整し、グローバルビッグテックと新規事業機会を発掘する役割を担う。