HANCOM CI。/HANCOM提供

HANCOMが自社開発したエージェンティックOS(運用体制のあるAIエージェント統合型オペレーティングシステム)をフランスの消防ロボットに搭載し、フィジカルAI市場の攻略に乗り出す。企業の業務環境を人工知能(AI)中心に転換するだけでなく、産業用ロボットを統合管理するプラットフォームとしてエージェンティックOSの適用範囲を拡大する計画だ。

HANCOMは子会社のHancom Lifecareがフランスのロボット企業シャークロボティクスと消防ロボットの韓国内独占販売および技術開発協力契約を締結したと12日明らかにした。契約期間は5年だ。

独占販売の対象は大型消防・救助ロボット「コロッサス(Colossus)」と防火扉遮断ロボット「ライノ・プロテクト(Rhyno Protect)」だ。今後5年間、シャークロボティクスは韓国内で他の流通業者を通じて両製品を販売できない。

Hancom Lifecareはシャークロボティクスの他のロボット製品群に対する韓国内販売権もあわせて確保した。販売だけでなく現場教育と整備、アフターサービスも担当する。両社の協議によりHANCOMの単独ブランドで製品を供給することも可能だ。

HANCOMはコロッサスとライノ・プロテクトに自社開発のエージェンティックOSを連動させる。エージェンティックOSは個別のAIを一つずつ使う方式ではなく、複数のAIエージェントを一つの体系で統制・管理するオペレーティングシステムだ。消防ロボットが収集した情報をリアルタイムで解釈し、危険区域と進入経路を整理したうえで指揮系統に伝達する方式で活用できる。

HANCOMは今回の協業を起点にエージェンティックOSの適用対象を産業用ロボットへ拡大し、フィジカルAI事業に本格参入する。HANCOMが単独開発したソフトウエアとインターフェース、統合モジュールはHANCOMに帰属する。シャークロボティクスはロボットの技術文書と仕様、インターフェース情報および技術支援を提供する。

HANCOMは消防ロボットを皮切りに、物流や建設、防衛産業など特殊環境で使用される産業用ロボットへと適用範囲を広げていく構想だ。ロボットメーカーや規格が異なっても、これを一つのOSで管理できるためだ。

キム・ヨンスHANCOM代表は「HANCOMエージェンティックOSは業務環境の革新を超え、ロボットをはじめとする知能型ハードウエアの運用および管理を担うAIプラットフォームとしての役割も果たせると期待される」と述べた。

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