サムスン電子が製造・物流の現場で核心技術とデータを確保した後、高知能多目的ヒューマノイドへ発展させ、企業・消費者間取引(B2C)市場まで段階的に拡大する。慶尚北道クミにはロボット生産パイロットラインとデータファクトリーを構築し、海外スタートアップとの協力および買収・合併(M&A)も検討する。
サムスン電子は30日に開かれた今年第2四半期の決算発表カンファレンスコールで「製造業と物流など企業間取引(B2B)の現場を中心に核心技術とデータを確保する」とし、「高知能多目的ヒューマノイドへ発展させ、段階的にB2C領域へ拡張する計画だ」と明らかにした。
ロボット事業組織は代表理事直轄のRX(Robotics eXperience)事業推進室として統合した。サムスン電子は「これまで全社的に蓄積してきたロボットの力量を一つに結集し、戦略立案からハードウェアと人工知能(AI)・ソフトウエア技術開発、商品企画まで統合する体制を構築するためだ」と説明した。
生産と現場適用のためのインフラも拡充する。会社は「クミを中心にロボット生産パイロットラインとデータファクトリーを構築し、生産および現場適用の基盤を整える」とし、「米国と中国、日本のグローバル研究拠点を活用してロボットエコシステム全般の力量を確保する計画だ」と述べた。
人員も補強した。現代自動車グループでボストン・ダイナミクスのロボット戦略を担ったイ・ドンゴン サムスン電子副社長がロボティクス戦略チーム長を務める。知能型自律ロボットシステムとロボット制御を研究したキム・ヒョンジン ソウル大教授、ロボットハンドと操作技術の専門家であるキム・ウィギョム アジュ大教授もRX事業推進室に合流する予定である。
外部の技術と企業を確保するための投資可能性も開いておいた。サムスン電子は「ヒューマノイド事業を加速するため、海外の有望スタートアップとの協力とM&Aなどの投資も継続して検討している」と明らかにした。
ロボット向け半導体事業も併せて準備する。会社は「高帯域幅・低消費電力メモリー、オンデバイスAI用プロセッサー(XPU)、イメージセンサー、AI半導体用ファウンドリーと先端パッケージングの力量を包含する次世代半導体ソリューションを先制的に準備している」とした。
続けて「半導体とソフトウエア、AI、製造の力量を基盤に、ロボットでも差別化された競争力を確保し、将来の成長エンジンとして育成する」と明らかにした。