SKハイニックスは、一部ビッグテック企業のデータセンター賃貸検討や高効率人工知能(AI)モデルの登場にもかかわらず、AIインフラ投資は中長期的に続くと見通した。
SKハイニックスは29日に開かれた2026年2四半期の決算発表カンファレンスコールで「一部ビッグテック企業のデータセンター賃貸事業の検討や高効率AIモデルの登場をめぐり、AIインフラ投資が減速するのではないかという懸念がある点は把握している」とし、「こうした動きはAI投資の縮小過程というより、大規模に構築したAIインフラの活用度を高め、収益化を本格化する過程とみている」と明らかにした。
続けて「主要クラウドサービス事業者(CSP)にとってAI投資は、検索や広告、クラウド、ソフトウエアなど本業の競争力と直結する」と述べ、「AI競争力を確保するための投資は堅調に維持される可能性が高い」とした。
高効率AIモデルの拡散もインフラとメモリー需要の減少にはつながらないとみた。SKハイニックスは「モデルとシステムの効率が改善されれば、同一のインフラでより多くのユーザーが多様なサービスを利用でき、AIサービスのアクセス性と活用範囲が広がる」とし、「足元では高効率AIモデルでも爆発的なユーザー需要が現れているだけに、効率化はサービス拡大と全体使用量の増加を促進する方向で作用している」と伝えた。
SKハイニックスは、主要顧客企業と進行中の中長期需要協議でもAI投資の持続可能性が確認されていると明らかにした。電力確保やデータセンター建設などの物理的制約により個別プロジェクトの投資時期は変わり得るが、CSP間のAI競争とサービス拡大が続くなかで、来年以降もAIインフラ投資は堅調だという判断である。
SKハイニックスは「これにより、AI演算を直接担う高帯域幅メモリー(HBM)はもとより、エージェンティックAI向けサーバーDRAMや、AIサービスの拡大に伴うデータ増加を処理する高性能・大容量NANDに至るまで、メモリー全般の需要がともに拡大する」とした。