サムスン電機が生産するMLCC。/サムスン電機

サムスン電機が来月から販売パートナーに供給する積層セラミックコンデンサー(Multi-Layer Ceramic Capacitor・MLCC)の価格を30%引き上げる。人工知能(AI)サーバー向けの高仕様MLCC需要が増えるなか、供給負担が大きくなったことへの対応だ。

29日、業界によると、サムスン電機は最近、販売パートナーに送った案内文で「SEMSZマークアップビジネスコード」が適用されたMLCC全品目の価格を8月1日出荷分から現行比で30%引き上げると通知した。

サムスン電機は案内文で「ここ数カ月間、グローバル電子産業で構造的な需要増が見られた」とし、「生産効率の改善と生産ラインの拡大にもかかわらず、サプライチェーンへの圧力が許容可能な水準を超えた」と説明した。

MLCCは電気を蓄え、半導体に安定的に供給し、電圧変動と信号干渉を抑える部品である。AIサーバーやデータセンター向けアクセラレーター需要が増加し、高容量・高信頼性の製品受注も拡大している。

サムスン電機は6月と今月、グローバル顧客企業とそれぞれ4539億9000万ウォン、2951億2000万ウォン規模のAIサーバー向けMLCC供給契約を締結した。供給数量の拡大に価格引き上げの効果まで加わり、コンポーネント事業の業績改善幅が大きくなるとの見方が出ている。

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