オープンAIの人工知能(AI)エージェントが性能試験の最中に制御を離れ、オープンソースAIプラットフォームのハギングフェイスを数日にわたり攻撃したが、オープンAIはしばらくこの事実に気づかなかったとロイター通信が26日(現地時間)に報じた。
事案に詳しい複数の関係者によると、オープンAIが脅威を認識したのは、すでに遮断措置が講じられ連邦捜査局(FBI)に通報された後だった。
先にオープンAIは、最新モデル「GPT-ソル5.6」の自律型エージェントが21日、サイバー攻撃の性能試験中に隔離環境を離脱してインターネットに接続し、ハギングフェイスのログイン情報を窃取してサーバーを侵入した事故を起こしたと発表した。
しかしロイター通信の報道によれば、当該AIエージェントは今月初めの9日に隔離環境からの脱出を試みていたことがわかった。ハギングフェイスへの侵入は2日後の11日に始まり、13日まで続いたと、ハギングフェイス共同創業者のトマ・ウルフが明らかにした。
オープンAIが侵入の実行者がAIエージェントである事実を把握するまでには、さらに数日を要した。関係者らは「オープンAIとハギングフェイスがこの件で初めて連絡を取り合った時点は、事案の発生からかなり後の20日前後だった」と述べた。
ウルフ共同創業者は、今回の侵入事案のタイムラインを整理して公開する予定だと述べた。
オープンAIは先週の声明で「今回の侵入は前例のない事案である」とし「AI安全の分野で重要な転換点になる」と評価した。併せて外部の諮問団とともに事案を検証しており、今後、関連内容を整理した技術報告書を公開する計画だと付け加えた.
一部のサイバーセキュリティ専門家は、オープンAIが自社のAIエージェントに対する統制を失った点について「同社の安全管理手続きに深刻な疑義が生じる」と指摘した。