人工知能(AI)モデルの学習に著作物を無断使用した疑いで集団訴訟を受けていたAnthropicが、原告側に15億ドル(約2兆2,000億ウォン)の和解金を支払うことで合意した。これは米国の著作権訴訟の歴史上、最大規模の和解金である。
ロイター通信によれば、米カリフォルニア州連邦北部地裁は、作家らがAnthropicを相手取って提起した著作権侵害の集団訴訟で、双方が提出した和解を20日(現地時間)に最終承認した。これにより、集団訴訟に参加した作家は著作物1点当たり約3,000ドル(440万ウォン相当)の補償金を受け取ることになる。これは一般的な著作権侵害事件で受け取れる法定最低損害賠償額750ドルの4倍水準である。
今回の事件は、AI企業による著作物の活用をめぐって作家や報道機関などが提起した集団訴訟の中で、最初に最終合意に達した事例である。2024年ベストセラーのスリラー小説『私たちはここにいなかった』の著者アンドレア・バーツを含む作家らは、AnthropicがAIモデルClaudeを学習させる過程で自らの著作物を許可なく違法複製して利用したとして集団訴訟を提起した。
裁判所は、AnthropicがClaudeの学習のために合法的に購入した書籍を活用した行為は「公正利用(Fair Use)」に当たるとみなした。ただし、Anthropicが違法に複製した書籍を学習に活用した行為は著作権侵害の可能性があると判断し、この部分に限って賠償の審理を進めた。これを受けてAnthropicは、該当書籍50万冊について1冊当たり約3,000ドル、総額15億ドルを支払うことで原告側と合意した。
あわせて裁判所は、Anthropicに対し、いわゆる「海賊版」サイトからダウンロードした著作物・複製物を破棄するよう命じた。