サムスン電子がサウジアラビアのリヤド・ラマなど8都市のイスラム礼拝所(モスク)100余りに空調(HVAC)ソリューション1000台余りを供給すると19日明らかにした。
サムスン電子は宗教施設の空間特性を踏まえ、円形天井埋め込み型システムエアコン「360カセット」を供給する。天井が高く開放されたモスクの構造を考慮し、冷気を広く送るとともに、礼拝空間に適するよう低騒音設計を適用した。
360カセットは、風向調整用のフラップの代わりに「ブースターファン(Booster Fan)」技術を活用して気流損失を抑えた製品である。冷気を水平方向に送り、空間全体をむらなく冷房する。室外機はサウジの高温環境を考慮し、外気温50度以上でも冷房性能を維持するよう設計した。室内機パネルにはイスラム伝統文様を反映した専用デザインを適用した。
サムスン電子は6月、現地でモスク改修事業を推進するゴルース・チャリティ(Ghoroos Charity)と業務協約を締結した。今回の供給を機に、サウジの宗教施設向けHVAC事業を拡大する計画である。
サムスン電子は中東で交通・教育施設を対象にした企業間取引(B2B)事業も進めている。昨年はサウジ・リヤドの公共交通施設にシステムエアコンを供給した。アラブ首長国連邦(UAE)のロイヤル・グラマー・スクール・ギルフォード・ドバイにはサムスン・ビルディング統合ソリューション「b.IoT」を適用した。
イム・ソンテク サムスン電子デジタル家電(DA)事業部副社長は「地域別の環境と顧客需要を反映したHVACソリューションで中東のB2B事業を拡大する」と述べた。
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