カスペルスキーがエンドポイント検知・対応(EDR)、運用技術(OT)、Linuxサーバーのセキュリティ市場攻略を強化する。
カスペルスキーはKKC情報通信と国内総代理店契約を締結したと16日明らかにした。両社は今回の協業を機にITとOT環境全般を網羅するセキュリティポートフォリオを拡大し、高度化するサイバー脅威に対応できる統合セキュリティ体制の普及に乗り出す構想である。
カスペルスキーによると、最近はアンチウイルス(Anti-virus)とエンドポイント保護だけではセキュリティ脅威に効果的に対応しにくいとの認識が広がり、脅威検知から原因分析、対応まで支援するEDRソリューションへの需要が増加している。これを受け、カスペルスキーはエントリーライセンス利用顧客とEDR導入を検討中の企業を対象に、脅威検知、調査、対応機能を統合提供するエンドポイント検知および対応(EDR)ソリューション「カスペルスキー ネクスト EDR オプティマム」の供給拡大と新規顧客の獲得に積極的に乗り出す予定だ。
このソリューションはエージェントを再インストールせずにライセンスキーを変更するだけでEDR機能を追加でき、ランサムウェアの流入経路を追跡・分析できる。さらに追加ハードウェアなしで既存環境を活用してEDR機能を拡張できるため、導入と運用の負担を減らせる。
OTセキュリティ分野では、設計室のPCなどIT環境から工場の生産ラインなど産業現場までを単一製品群で保護する体制を提案する。外部インターネットと分離された閉域網でも産業用通信規約を分析し、未承認機器の接続、脆弱性、異常な制御命令などを検知できるよう支援する。主な攻略対象は半導体と自動車、製薬・バイオ、電池など、コア技術とサプライチェーンの保護が重要な製造業である。
Linuxサーバーのセキュリティ事業も拡大する。金融会社とEC企業、主要インフラ運営機関などLinuxサーバーを使用する企業を対象に、ファイルレス攻撃とランサムウェアをリアルタイムで検知・遮断するソリューションを供給する予定だ。サーバー性能と可用性への影響を抑えるため、中央処理装置(CPU)とメモリー使用量を低減した軽量セキュリティエージェントを適用する戦略である。
イ・ヒョウン カスペルスキー韓国支社長は「KCC情報通信との協力を通じて国内の顧客とパートナーがカスペルスキーのセキュリティ技術をより幅広く活用し、各産業環境に最適化されたセキュリティ体制を構築できるよう積極的に支援する」と語った。