アマゾンウェブサービス(AWS)はAIエージェントが企業向けデスクトップアプリケーションを安全に実行できる機能を正式にリリースしたと7日明らかにした。今回の機能はアマゾン・ワークスペイシズ・アプリケーションを基盤とし、エージェントが管理型デスクトップ環境に接続して業務アプリケーションを操作し作業を実行できるよう支援する。
これまで多くの企業は最新APIがない社内プログラムやウィンドウズ基盤の業務ソフトウェアに中核プロセスを依存してきた。このためAIエージェントが実務自動化の最終段階に到達できない問題があった。AWSは今回のリリースにより、既存アプリケーションを移行したり別途APIを新規開発したりせずとも自動化の適用範囲を広げられると説明した。
エージェントはストリーミングセッションに接続した後、MCP基盤のサービスエンドポイントを介してデスクトップアプリケーションと相互作用する。認証はAWS IAMで処理され、作業履歴はクラウドトレイルとクラウドウォッチに記録されて監査トレイルと運用の可視性を提供する。
正式リリース版には3つの機能も追加された。MCPツールフォワーディングは、画面操作を必要としないファイル参照、データベースクエリ、API呼び出しなどを別個のツールで処理し、コストと遅延時間を削減する。リアルタイムユーザー制御機能は、人がエージェントの作業を監視し、必要な場合は即時にセッション権限を回収できるようにする。ドメイン参加フリートのサポートは、アクティブディレクトリ基盤のアイデンティティ管理を適用し、企業の既存のアクセス制御と監査体制をエージェントにも拡張する。
企業はワークスペイシズアプリケーションのコンソール、AWS CLI、APIを通じて、新規スタックや既存スタックでエージェントアクセス機能を有効化できる。