ハンコムのCI。/ハンコム提供

ハンコムはポーランドの国家公認研究開発(R&D)センターである7ブルズ(7bulls)と業務協約(MOU)を締結し、次世代ソブリン・エージェンティックOSの欧州現地化に向けた共同研究開発に乗り出すと15日に明らかにした。

今回の協約は、ハンコムのエージェンティックOSを欧州の現地事情に合わせて最適化することを骨子とする。欧州は国や産業ごとに規制や業務方式が異なるため、両社は現地企業が用いてきた既存の情報技術(IT)システムと顧客要件を併せて分析し、ハンコム製品に反映する方針だ。下半期に披露するエージェンティックOSベータ版が欧州環境でも適切に作動できるよう、共同研究に取り組むという位置づけである。

ハンコムのエージェンティックOSは、企業内業務を代行するエージェントを構築し、認証・権限管理・データアクセス・実行などの全動作過程を単一プラットフォームで統合提供するシステムである。外部AIモデルと既存業務システムを安全に連携し、強固なセキュリティが求められる公共・金融・医療・国防領域でのデータ主権確保を支援する方針だ。

ハンコムは先月19日、ポーランドのAI開発企業アルゴマインともMOUを結んだ。両社はポーランド公共部門のオンプレミス(自社サーバー構築型)顧客を対象に、エージェンティックOS導入に向けた概念実証(PoC)を実施する予定だ。

ハンコムは欧州事業の成果を前倒しするための現地人材を確保した。最近、ビクトル・ベネガス・メンドサ取締役を欧州事業開発担当として迎え入れた。ビクトル取締役は、ドイツ・オーストリア・スイスをはじめとする欧州主要市場でエンタープライズSaaS(サービスとしてのソフトウェア)・サイバーセキュリティーソリューションの営業を17年間率いてきた専門家だ。

キム・ヨンスハンコム代表は「欧州はデータ主権と規制対応がそのまま市場参入資格となる舞台であり、グローバル・ビッグテックでさえ容易に埋められない空白が存在する」と述べ、「ハンコムは36年間蓄積した非構造化データの抽出・構造化技術とソブリン・エージェンティックOSの競争力で、その空白を先取りする」と語った。

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