エヌビディアが韓国に人工知能(AI)技術センターを設立するための採用手続きに本格着手した。
5日エヌビディアの採用ホームページによると、エヌビディアは最近、ソウル勤務の条件でAI技術センター所属のフィジカルAI担当ソリューションアーキテクトの採用公告を掲載した。採用分野はデジタルツインとロボティクスである。大学および共同研究所の中核パートナー研究者とともにフィジカルAI技術の協業を遂行することが骨子だ。信頼される技術アドバイザーとして、フィジカルAIに関連する多様なプロジェクトと概念実証(PoC)課題を担う。
具体的には、韓国の大学・企業の研究陣がOpenUSDベースのエヌビディア「オムニバース」プラットフォームで仮想世界を構築し、エヌビディア「コスモス」モデルで合成データを生成する。またエヌビディア「アイザック・シム」でロボットをテストし、オープンヒューマノイドファウンデーションモデルを微調整(ファインチューニング)および配布できるよう支援する役割である。
資格要件としては、計算機工学・電気工学・物理学・数学など関連分野の博士学位と、デジタルツイン・ロボティクス分野で5年以上の実務経験を掲げた。優れた学術論文の実績や学界・産業界・政府間の協業経験、エヌビディア「ジェットソン」プラットフォームの活用経験などは優遇条件として示した。
AI技術センターは、エヌビディア本社が現地政府・大学・企業と基盤技術を共同開発し、国際学会に論文を投稿する中核研究開発(R&D)施設である。現在はシンガポール、英国、台湾など少数の国でのみ運営する拠点であり、韓国設立が現実化すればグローバル技術戦略の要衝に名を連ねることになる。
一方エヌビディアは昨年10月、現代自動車グループ、政府と業務協約(MOU)を結び、グラフィックス処理装置(GPU)5万枚の供給とAI技術センター設立を約束した経緯がある。
この日来韓したジェンスン・フアン エヌビディア最高経営責任者(CEO)は金浦空港で取材陣と会い「すでに韓国R&Dセンターの採用を開始した」と述べ、「韓国はAIとロボット工学の専門性が高く世界的な製造ハブであるだけに、R&D投資に最適の場所だ。十分な人材が整えば用地も確保する」と語った。