ロッテイノベートが建設現場にリアルタイム人工知能(AI)音声翻訳エージェントを導入し、外国人労働者の円滑なコミュニケーションを支援すると4日に明らかにした。
当該AI音声翻訳エージェントは、ロッテイノベートが自社開発したモデルであるAI音声認識(STT)を活用した多言語AI翻訳が特徴だ。建設特化の音声認識モデルとキーワードブースティング手法を適用し、騒音が激しい環境でも現場音声をテキストへ正確に変換する。
変換されたテキストはAI翻訳エンジンを経て180超の言語に翻訳可能で、WebSocket(ウェブソケット)基盤の低遅延ストリーミング音声処理構造により翻訳遅延時間を最小化したと会社側は説明した。
建設現場用語を学習させた用語辞書が最大の差別化点である。「가새(変形防止用補強材)」、「띠장(水平支持用補強材)」など、一般的な翻訳機では把握が難しい現場の隠語まで翻訳できる。用語辞書は、現場で新たに生じる表現や頻用語を即時に反映できるよう、登録・修正・削除など管理の利便性を高めた。
運用方式も現場中心で設計した。現場担当者が翻訳チャンネルを開設して情報を送れば、労働者はスマートフォンなどで翻訳結果をリアルタイムで閲覧できる。
また特定産業に限られない汎用性と拡張性を備えた。業種別の特殊用語をカスタマイズ学習できる「ユーザー定義辞書」機能と柔軟なAPI(応用プログラムインターフェース)構造を用意し、今後、製造業、物流、造船業など外国人労働力の比重が高く専門用語の使用が必須な多様な産業現場にも導入可能だ。
当該AI音声翻訳エージェントは2025年7月にロッテ建設へ先行適用され、2026年5月には大宇建設にも導入された。
ロッテイノベート関係者は「建設現場だけでなく、外国人労働力の比重が高い多様な産業全般へAIエージェントの適用を拡大していく計画だ」と述べ、「検証済みのAI技術で現場のコミュニケーション効率を高め、業務生産性の向上に寄与する」と語った。