KTクラウドが韓国のクラウド事業者として初めて、公的機関専用クラウドにRebellionsの次世代ニューラル・プロセッシング・ユニット(NPU)を適用したサーバー商品を投入した。国産AI半導体を基盤とする公共インフラを拡大し、公的部門のAI転換需要を狙う戦略である。
KTクラウドは公的機関専用データセンターで仮想マシン(VM)方式のNPUインフラを商用化し、韓国国内のNPUaaSとして初めてクラウド保安認証(CSAP)を取得したと4日明らかにした。政府が国産AI半導体の活用を拡大するなかで、公的セキュリティ基準を満たしたAIインフラを提供する点に意義がある。
今回の商品はRebellionsのデータセンター向けNPU「アトムプラス」を基盤とする。公共AX事業に参加する企業はNPUサーバーを活用し、セキュリティ規制を満たすと同時に国産AI半導体活用に伴う政策加点要件も満たすことができる。AIソリューション企業はこれを基に、公的機関や地方自治体に民願相談(住民からの陳情・相談)、行政支援、文書検索・分析などのAIエージェントサービスを提供できる。
AIサービスの中心が大規模モデルの学習から実サービス適用のための推論へと移るなか、NPUはGPU依存度を下げる代替策として注目されている。とりわけ公的機関はセキュリティ・コスト・運用安定性を同時に勘案する必要があるため、認証を受けた国産NPUインフラが選択肢を広げ得るとの評価が出ている。
KTクラウドは4月にAI統合プラットフォーム「AIネクサス」も発売した。このサービスは既存の学習専用インフラ「AIトレイン」と推論専用インフラ「AI SERV」を統合し、AIモデルの学習から推論、配備までを単一のプラットフォームで支援する。顧客が自ら開発したモデルを簡単な手続きで配備できるモデルサービング機能や、オープンソースモデルを選択できるモデルストア機能も備えた。
キム・ボンギュンKTクラウド代表は「政府の国産AI半導体活用拡大の方針に合わせ、公的機関専用NPU商品を発売することになった」と述べ、「公的機関と企業のAX革新を支援し、国家のAI産業競争力強化に寄与する」と語った。