サムスン電子の米国法人が、ニュージャージー州イングルウッドクリフスの本社を年内にテキサス州プレイノへ移転する。前年にリッジフィールドパークからイングルウッドクリフスへ移したばかりでわずか1年での再移転であり、米国内の事業拠点をテキサス中心に再編する戦略的な動きとみられる。
1日、業界によるとサムスン電子は最近、米国法人の社員にこの方針を通知した。現在イングルウッドクリフスで勤務中の約1000人のうち、現地残留人員を除いた大半がプレイノの新本社へ再配置される予定だ。
今回の移転により、サムスン電子の米国内事業インフラがテキサスに集結する。プレイノにはすでにモバイル・ネットワーク事業担当のオフィスが稼働しており、近隣のオースティン半導体工場と、年内稼働を目標に最終段階の作業が進むテイラーのファウンドリー工場まで加われば、米国内の中核拠点がテキサスへ完全に一元化される。
テキサス州特有の事業環境も移転決定に影響を与えたと分析される。テキサスは他州と比べて税制優遇が手厚く、不動産コストが低いため、優秀人材の獲得や運営費の削減に有利との評価を受ける。実際にテスラ、オラクルなどグローバルビッグテックが2020年代に入って相次いでテキサスへ本社を移転した経緯がある。
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