2026年4月14日、米カリフォルニア州バーノンで49.5MW規模のデータセンターを建設中。/写真 AFP連合

生成AI(Generative AI)で引き起こされた産業構造の再編が、グローバル経済の新たな成長エンジンとして浮上している。ビッグテック(大手情報技術企業)がAIデータセンター増設に巨額資金を投じて引き起こした投資ブームが、イラン戦争で下方リスクが高まった世界経済に成長の下支えとして定着している。

米国の成長回復が代表的だ。米商務省は4月30日(以下現地時間)に、2026年1〜3月期の米国国内総生産(GDP)成長率が2.0%(以下前期比年率)となり、前期の0.5%から反発したと明らかにした。米国GDPの70%を占める個人消費の増加率は減速(2025年10〜12月期1.9%→2026年1〜3月期1.6%)したものの、民間投資の増加率が大きく上昇したこと(2.3%→8.7%)が成長を主導した。

米国の投資ブームは、韓国や台湾など東アジアの半導体強国の景気好調を牽引している。4月30日の台湾主計総処(DGBAS)の発表によれば、台湾の2026年1〜3月期の実質GDPは前年同期比13.69%増加した。2025年10〜12月期(12.65%)より成長が拡大した。1987年以降39年ぶりの最高成長に乗った台湾経済は、AI発の投資サイクルの最大の受益国として地位を確立した。こうした流れは韓国経済も揺り起こしている。4月23日の韓国銀行の発表によれば、韓国の2026年1〜3月期の実質GDPは前年同期比3.6%増加した。特に前期比では1.7%成長し、2020年7〜9月期(2.2%)以来5年6カ月ぶりの最高成長率を記録した。韓国銀行の見通し(0.9%)を2倍以上上回った。民間消費の増加率は減速したが、設備・建設投資の反発で景気反転に成功した。米国のように「投資主導の成長」の流れが演出された。

AI投資ブームで強化されたグローバル分業構造

前期の米国の企業投資増加率は10.4%で、3年ぶりに最も速い伸びを示した。2025年10〜12月期にそれぞれ4〜5%台だった設備・知的財産(IP)投資の増加率は、17.2%、13.0%へ拡大した。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は「情報技術(IT)機器やIPなどへの企業投資の急増は、AIが米国経済の中核的な成長エンジンとして定着したことを示す」と評価した。

IT設備、IP投資の拡大は、2025年10〜12月期に-1.0%だった米国の輸入増加率を21.4%まで引き上げた。製造業基盤が弱い米国では、生産インフラを整えるための投資拡大が、直ちに産業用資材の輸入増につながる。

輸入依存度が高い米国の設備投資の成果は、グローバル半導体サプライチェーンを通じて東アジアへ波及する。米国にAI半導体チップとサーバーを供給する台湾の2026年1〜3月期の輸出は33.25%(以下前年同期比)増加した。台湾の1〜3月期のGDP成長率の約70%は輸出で創出された。メモリー半導体(以下メモリー)強国の韓国も、1〜3月期の輸出が10.3%増加し、GDP成長に40%以上寄与した。米国のAI投資が韓国や台湾などの「輸出中心の成長」を牽引するグローバル分業構造が強化されたのだ。ドナルド・トランプ米国大統領が関税などの保護貿易政策を展開しているが、AI投資ブームはむしろ分業を通じたグローバル成長メカニズムを一段と強固にしている。

2026年4月14日、米カリフォルニア州バーノンで49.5MW規模のデータセンターを建設中。/写真 AFP連合

韓国の「半導体一極集中の成長」

AI投資ブームは、3年連続で1〜2%台の低成長にとどまっている韓国経済に活路を開いている。予想を大きく上回った1〜3月期の成長で、2026年の年間成長率が3%を超えるとの見方が海外投資銀行(IB)を中心に広がっている。

成長の中心は半導体だ。1〜3月期の半導体輸出は695億ドル(約102兆5125億ウォン)で、1年前より140%増加した。メモリー価格が最大で10倍近く急騰したことが、輸出増と投資拡大を牽引している。AI発のメモリー逼迫に対応するため、サムスン電子は2023年に中断したピョンテクP4・P5ファブ増設を再開し、SKハイニックスもヨンインクラスターの工事速度を上げている。その結果、設備・建設投資などの総固定資本形成は7四半期連続の減少傾向を断ち切り、増加に転じた。

しかし半導体の好況は経済全体へは波及していない。前期の製造業生産が2020年以降で5年余りぶりの最大幅である3.0%(以下前期比)増加したが、半導体を除くと増加率は0.2%へと急低下する。内需と直結する民間消費の増加率は0.5%にとどまり、飲食・宿泊とレジャーサービスの生産も減少した。2030世代の約15%が職を得られず、若年失業率は7%台に跳ね上がった。

台湾、「プラットフォーム経済」で成長を波及

韓国が半導体価格急騰の後光で「サプライズ成長」したとすれば、台湾はAIサプライチェーンを掌握した構造で、先進経済では前例のない2桁成長率を持続している。台湾の高成長は、AI半導体の設計・製造・パッケージングからサーバー生産まで続くサプライチェーンを一つの生態系に束ねた結果だ。TSMCを中心にメディアテック、ASE、フォックスコン、クアンタなどが有機的につながり、グローバルAIサプライチェーンを掌握した。グローバルの舞台でサムスン電子とSKハイニックスだけが目立つ韓国とは異なる様相だ。

このような構造は、グローバルAI投資の効果を台湾の内需へと結びつけている。ビッグテックの投資が台湾企業の売上を通じて内需景気を下支えする構造だ。実際、台湾の3月の失業率は2010年以降で最低の3.34%へ低下し、賃金の増加率は4〜5%台を維持している。その結果、昨年10〜12月期に3.45%(以下前年同期比)だった民間消費の増加率が、前期には4.89%へ拡大した。AIの好況が賃金上昇と消費拡大へと好循環している。

AIの成否を分けるのは「生態系」

韓国は多様な製造業ポートフォリオを備えているが、メモリー半導体のように圧倒的な技術優位を確保した分野は多くない。一方、IT産業に集中する台湾は、この集中度を「プラットフォーム化」し、AIなど先端産業のサプライチェーンを掌握した。

台湾がAI投資ブームの最大の受益国へと上り詰めたのは、サプライチェーンの中核工程を段階的に掌握した大小の企業に蓄積された力量が生み出した構造的成果である。「価格サイクル」に依存する韓国と異なり、台湾は「構造と生態系」で成長余力を蓄積する。汎用メモリー生産中心の構造にとどまる限り、AI投資ブームの恩恵は限定的にならざるを得ない。サプライチェーンを掌握した経済は、投資と生産、雇用と消費へとつながる成長の好循環を成す。AI時代の成否は、どのような経済生態系を構築するかにかかっている。

台湾・新竹にあるTSMCイノベーション博物館。/写真 AP連合
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