韓国半導体産業協会(KSIA)がサムスン電子労働組合のストライキ強行に対する懸念を表明した。
韓国半導体産業協会は「韓国半導体産業エコシステムへの懸念に関する半導体業界の立場文」を15日に出し、「サムスン電子がストライキに入った場合に発生する影響は当該企業にとどまらず、韓国の素材・部品・装備(ソブジャン)企業や設計企業など中堅・中小の協力会社にも拡大すると予想される」とした。
韓国の半導体産業は中東情勢の不安など対外的な不確実性にもかかわらず、今年1〜4月の輸出は前年同期比148%増の1104億ドル(約165兆1252億ウォン)を記録した。協会は「半導体産業は韓国経済の支え柱だ」とし、「好調な業績はソブジャン企業など半導体産業エコシステムにおいても、人工知能(AI)時代に臨む技術競争力の確保に重要な役割を担う」と述べた。
こうした状況でサムスン電子労組がストライキに突入すれば莫大な損失の発生が懸念されるというのが協会の立場である。協会は「今はAI時代を迎え、グローバルな半導体主導権を奪われてはならない極めて重要な時期だ」とし、「市場拡大の機会を先取りし、AI時代に求められる先端半導体技術を確保するために、国内の協力会社を含む半導体エコシステム全体の力量強化が重要だ」とした。協会はまた「これまでよりも一段と速度を上げて前進すべきだ」と強調した。
サムスン電子労組のストライキについては「韓国の半導体産業エコシステム全般に否定的影響が懸念されている」とし、「半導体の生産に支障が出るとともに、韓国の半導体産業エコシステム全般に及ぼす影響についてソブジャン会員社の懸念が高まっている」とした。続けて「半導体業界は国家経済と半導体産業エコシステム全般に及ぼす波及力を考慮し、サムスン電子の労使間の交渉が円満に解決することを期待する」と伝えた。