SKハイニックスが第6世代の高帯域幅メモリー(HBM)であるHBM4の量産に関して「主要顧客と初期段階から緊密に協力し、適期供給を準備している」と明らかにした。特に今後3年間のHBM需要が同社の自社生産能力を上回るとし、確固たる市場主導権を土台に収益性重視の最適化戦略を展開する方針だ。
SKハイニックスは23日に開催した2026年1〜3月期(第1四半期)決算発表のカンファレンスコールで、HBM4の出荷時期および市場見通しを問う質問に「HBMは顧客の観点から、速度や電力といった性能だけでなく、品質、歩留まり、供給安定性を含む統合的な競争力が一層重視される状況だ」とし「当社のHBM4は主要顧客と初期段階から緊密に協力し、開発および供給体制を構築してきた」と説明した。続けて「顧客が求める性能の製品をランプアップ(生産量拡大)し、適時に供給できるよう準備中だ」と付け加えた。
爆発的な人工知能(AI)半導体需要に伴う供給制約の状況にも具体的に言及した。会社側は「今後3年間、当社に求められる需要は当社のキャパ(生産能力)を上回る水準だ」とし「限られたキャパの中でHBMを円滑に供給するために注力している」と明らかにした。
何よりもサプライヤー優位の市場環境の中で、徹底した収益性管理に乗り出す考えを明確にした。SKハイニックスは「汎用DRAMの供給不足を勘案し、単純な売上最大化ではなく、供給面でHBMと汎用DRAM間の最適な配分を実施している」とし「今後もHBM3Eを含む製品競争力で市場リーダーシップを盤石にする」と強調した。
これは圧倒的な市場シェアを武器に、無理な数量の押し込みによる外形拡大ではなく、ラインアップ最適化を通じて利益を最大化する戦略とみられる。長期的な顧客パートナーシップを基盤に、HBM4および次世代のHBM4Eなど先端規格でも確固たる技術的リーダーシップを継続するとの自信の表れと解釈できる。
一方、SKハイニックスは同日、1〜3月期の連結ベース売上高が52兆5760億ウォン、営業利益が37兆6100億ウォンを記録したと発表した。SKハイニックスの四半期売上が50兆ウォンを超えたのは今期が初めてだ。前年同期比で売上は198%、営業利益は405%と急増し、創業以来の最大業績を記録した。特に収益性重視の製品ミックス改善に支えられ、四半期の営業利益率は72%を記録し、創業以来の最高値を達成した。前年同期(42%)比で30ポイント急騰したうえ、サムスン電子を含む主要ビッグテック競合他社よりも圧倒的な水準だ。金融情報企業FnGuideが集計した直近1カ月の市場コンセンサス(売上53兆9208億ウォン、営業利益38兆2585億ウォン)と比べると、売上は約2.5%、営業利益は約1.7%と小幅に下回る水準だ。