Anthropicが企業向け人工知能(AI)市場で急速に成長し、OpenAIに迫っていることが明らかになった。
11日(現地時間)決済情報スタートアップのランプ(Ramp)によると、今年3月時点で米国企業のAnthropicのAIツール導入率は30.6%で、前月比6.3ポイント(p)上昇した。2月に4.9ポイント上がったのに続き、月次で最大の上昇幅を記録した。
OpenAIの導入率は35.2%で依然として1位だが、2025年7月以降9カ月連続で35%水準でもみ合い成長が停滞する一方、Anthropicは導入率が速いペースで伸びている。ランプは5万件超の顧客による年間1,000億ドル規模のカードおよび請求書支出を基に関連数値を集計した。
両社AIツールの企業導入率の差は2月時点でも10ポイントに達し、2025年12月には20ポイントに迫った。AnthropicのAIモデル「Claude」を基にしたコーディングツール「Claude Code」が支持を集め、OpenAIとの差を急速に縮めているとみられる。ランプは「いまの成長ペースを維持すれば、Anthropicは今後2カ月以内にOpenAIを追い抜く」との見方を示した。
業種別にみると、情報、金融・保険、専門サービスの3部門ではすでにAnthropicがOpenAIを上回った。一方、教育、製造、卸・小売などでは依然としてOpenAIが優位を保った。
Anthropicは米国国防総省(ペンタゴン)からサプライチェーン上のリスク企業指定を受けるなど軋轢を抱えてきたにもかかわらず、事業に大きな打撃は出ていないことが分かった。会社は最近、年間経常収益(ARR)が300億ドル(約44兆4,000億ウォン)を超え、これは2025年末の90億ドルと比べて約3倍に増加した水準だと明らかにした。
アラ・カラジアン・ランプ主席研究員はAnthropicの急速な成長について「開発職と専門職従事者を集中的に攻略した戦略が効果を上げている」と評価した。
一方OpenAIはランプの調査結果について「認めない」との立場をフィナンシャル・タイムズ(FT)に伝えた。OpenAIによると、自社のAIコーディングツール「Codex」の週間ユーザー数は先月200万人から最近300万人へと1カ月で100万人増加した。あわせて大企業との大口契約が当該データに反映されていないと主張した。
OpenAIは2022年11月にChatGPTを発売して以来、コンシューマー向けAI市場で首位の座を確保した。現在ChatGPTの週間アクティブユーザー数は約9億人で、このうち約5%が有料購読者だ。
ただし成長ペースは以前に比べ鈍化傾向だ。市場調査会社センサータワーによると、先月ChatGPTのダウンロード件数は前月比5%増加した一方、Claudeのダウンロード件数は同期間に3倍の2,100万件を記録した。