LG U+はLGエレクトロニクスと、6G(第6世代移動通信)時代に備えたAI基盤の通信技術に関する先行研究開発と国際標準化協力のための業務協約を締結したと2日明らかにした。両社は今回の協約を機に、シマンティック通信(Semantic Communication)と耐量子暗号(PQC・Post-Quantum Cryptography)など次世代通信の中核技術分野で協力を強化する計画だ。
「シマンティック通信」はAIを活用し、情報の量そのものよりも情報の意味と文脈を中心に伝達効率を高める技術である。データ送信量を減らしつつ必要な情報を正確に伝達できるため、6G時代の超低遅延・超高効率通信の実現に必要な基盤技術として注目されている。PQCは将来の量子コンピューターが既存の暗号体系を脅かし得るとの見通しに対応するための次世代セキュリティ技術である。
今回の協約は6G商用化時点での技術確保を越え、将来の通信環境の構造を左右する中核要素を先制的に発掘し、標準化の議論まで共に準備するという点に意味があると会社側は説明した。
次世代移動通信は単に速度を高める競争を越え、AIによってネットワーク効率を高め、セキュリティ体系を一段と高度化する方向へ進化すると見込まれる。両社はこのような変化に対応するため、通信ネットワークの運用経験と端末・プラットフォームの技術力を結合し、技術先導の基盤を整えることにした。
LG U+は通信事業者かつネットワーク運用主体としてシマンティック通信の要件を抽出し、実ネットワークへの適用可能性と活用シナリオを検討する予定だ。また通信事業者の観点で必要なセキュリティ要件と標準化イシューを発掘し、3GPPなど国際標準化会合への対応方針もLGエレクトロニクスと協議する。LGエレクトロニクスはシマンティック通信の技術構造とアルゴリズムを研究し、端末・プラットフォームに適用できる中核技術とシステム高度化策を検討する。PQC分野でも関連技術動向と標準技術案を共に精査し、端末とシステムの次元での適用戦略を模索する計画だ。
両社は毎年、定期技術交流会も共同開催し、AI基盤の6G通信技術全般に対する協力を継続的に具体化していく方針だ。
イ・サンヨプLG U+CTO(最高技術責任者)は「6G時代にはAIと通信の結合が技術競争力を左右する中核要素になる」と述べ、「LGエレクトロニクスとの協力を通じて、シマンティック通信とPQCなど将来のAI基盤通信の中核技術の研究開発と国際標準化への対応力を共に強化していく」と語った。