サムスン電子が英国コーンウォールで進行中の大規模住宅団地再開発プロジェクトに、高効率ヒートポンプ空調ソリューションをはじめとする各種家電製品を大量供給すると1日明らかにした。
サムスン電子によると、今回のプロジェクトはイングランド南西部の代表的な保養地かつ避暑地として知られるコーンウォール地域で、かつて鉱山として活用されていた約61万坪規模の遊休地を再開発する事業である。2035年までに住宅や学校、病院、コミュニティセンターなどを備えた1500世帯規模の住宅コミュニティ「ウェスト・カークレイズ・ガーデン・ビレッジ」として開発される。
サムスン電子は今回のプロジェクトに、高効率ヒートポンプ方式に基づき暖房と給湯を提供する家庭用EHS製品を大規模に供給する。ヒートポンプ方式の家庭用EHSは、従来の化石燃料ベースのボイラーに比べて二酸化炭素の発生量が少ない。
サムスン電子が供給する製品は、自然冷媒のプロパンを使用して地球温暖化係数が低く、氷点下25℃の環境でも暖房できる「モノR290」と、一般的に使用される冷媒に比べてGWPが約68%低い冷媒を用い、空間活用の効率性を高めた「モノR32」である。
サムスン電子は冷蔵庫や洗濯機、オーブンなど各種家電製品も供給する。サムスン電子の家電製品はSmartThingsに接続される。ユーザーはSmartThingsで家電を制御・モニタリングでき、家全体のエネルギー管理と削減も行える。
またSmartThingsは、家庭に設置された「太陽光発電」「エネルギー貯蔵システム」にも接続される。ユーザーは太陽光で生産された電力量をリアルタイムでモニタリングし、効率的に使用できる。
「ウェスト・カークレイズ・ガーデン・ビレッジ」には、サムスン電子の人工知能(AI)ベースの企業間取引(B2B)ソリューションである「SmartThings Pro」も導入する。「SmartThings Pro」は、家庭内の家電とスマート機器を越えて、団地内のコミュニティセンターや学校、病院などの公共施設まで統合管理できる接続性を提供する。
特に管理者は統合ダッシュボードを活用し、遠隔で団地内各世帯のエネルギー使用状況を一目で把握し、異常の有無をリアルタイムでモニタリングできるため、団地を効率的に運営・管理できる。