LG CNSが企業のロボット導入戦略の策定と実行を支援する専任組織を新設し、ロボット転換(RX, Robot Transformation)事業を拡大すると1日に明らかにした。
LG CNSは顧客向けに最適化したロボット導入コンサルティングを担う「RXイノベーションラボ」を立ち上げた。同組織は企業の業務環境と導入目的に合致するロボット活用方策を導出し、ワークフローの再設計と概念検証(PoC)による生産性の検討までRX導入の全過程を支援する。
RXイノベーションラボは◇インサイト◇デザイン◇プルーフの3段階プログラムでロボット導入を体系的に支援する。インサイト段階では産業特性と業務プロセスを分析して適用領域を発掘し、デザイン段階では自律移動ロボットやヒューマノイドなど最適なソリューションを選定して人とロボットの協業構造を設計する。プルーフ段階では作業データに基づいてロボットを学習させ、概念検証を通じて現場適用可能性と生産性、安全性などを検討する。
LG CNSは単純な工程自動化にとどまらず、全体の業務プロセスを再設計する方式でロボット転換を推進する。物流企業のケースでは入庫から保管、仕分け、ピッキング、包装、出庫まで全過程を分析し、ロボット適用効果が高い区間を導出して最適な作業フローを設計する。
これまでLG CNSは物流・流通・製造分野で多数のロボット概念検証プロジェクトを遂行してきており、物流センター自動化ロボットや人工知能(AI)ピッキングロボット、自律移動ロボット(AMR)、無人搬送ロボット(AGV)など多様な運用能力を確保してきた。
今回の組織新設によりLG CNSはデジタル転換(DX)、人工知能転換(AX)、ロボット転換(RX)を包含する革新支援体制を構築した。既存の「イノベーションスタジオ」と「Gen AIスタジオ」で蓄積した経験に加え、ロボット領域まで拡張した。
またLG CNSはロボットファウンデーションモデル(RFM)とプラットフォーム、ハードウェアを組み合わせたフルスタックRXサービスを強化している。米国のロボット企業スキルドAI、コンフィグと協力し、ヒューマノイド企業デックスメイトに投資するなど、フィジカル人工知能(AI)能力も拡大中である。
ヒョン・シンギュンLG CNS社長は「ロボット転換の核心は単純自動化を超え、全体の業務プロセスの観点から生産性を再設計することだ」と述べ、「フィジカルAIの能力を土台に産業現場に最適化したRXモデルを構築し、顧客の生産性と成長の加速に寄与する」と語った。