グラフィック=チョン・ソヒ

イーロン・マスク テスラ最高経営責任者(CEO)が率いる人工知能(AI)スタートアップxAIの「グロック(Grok)」アプリ利用者が韓国で1年の間に6倍以上増加したことが分かった。ソーシャルメディア(SNS)エックス(X)を後ろ盾に、モバイルAIチャットボット市場で躍進しているとの分析が出ている。

20日、アプリ分析サービスのワイズアプリ・リテールが韓国内のスマートフォン利用者(Android+iOS)を対象に主要AIチャットボットアプリの月間アクティブユーザー数(MAU)を分析した結果、グロックAIは153万人で3位となった。「国民アプリ」として台頭したOpenAIの2293万人には大きく及ばないが、Perplexity(152万人)、Anthropicクロード(77万人)、グーグルGemini(44万人)など主要競合を抑え注目を集めた。

グロックAIは昨年3月に韓国市場に初めて披露された当初は利用者が23万人にとどまったが、半年後の同年10月には利用者が90万人を超え、先月には150万人を突破した。ローンチから1年もたたない時点でモバイル利用者数が6倍以上増加し、主要AIチャットボットアプリの中で成長ペースが最も速かった。

AI業界では、グロックのモバイル利用者が急増した背景としてXとの連携を挙げる。グロックはXに内蔵されたAIチャットボットで、グロック利用者の大多数はXを通じてグロックに接する。Xアカウントがある利用者は別途の登録手続きなしにグロックを使えるため、参入障壁が低いとの評価が出ている。Xアプリ下段にあるグロックのアイコンを押すと、質問やリクエストを入力できるチャット欄が立ち上がる構造だ。

Xの国内MAUは約750万人に迫り、自然に利用者がグロックへ流入する効果があるというのが業界関係者の説明だ。フェイスブックの親会社Meta(メタ)が「Xの対抗馬」として2023年に投入したスレッズがインスタグラムとの連動を基盤に急速に利用者を確保したように、Xがグロックを宣伝するプラットフォームになっている格好だ。

xAIによると、グロックはXの公開投稿とウェブ検索を組み合わせた回答を提示する。リアルタイムでXに上がる投稿にアクセスできるため、最新のイシューや情報、ミーム(meme・インターネット流行コンテンツ)などのテーマを反映した回答を提供できる点が差別化要因とされる。

ChatGPTやGeminiが中立性と幻覚現象の最小化による回答の信頼性・正確性を追求するのに対し、グロックは流行に敏感で情報拡散が速く揮発性があるSNSプラットフォームの特性を反映する点が特徴だ。これにより回答はより直截的で、風刺やユーモアを交える場合が多い。実際xAIは自社ブログでグロックを「ユーモア感覚を備えた反抗的な魅力を持つAIアシスタント」と表現している。マスクCEOは「表現の自由」と「検閲の最小化」をグロックの強みとして掲げたことがある。

xAIはXプラットフォーム内で利用者のグロック活用を拡大するため、投稿や返信で「@grok」タグを付ければグロックを呼び出せるよう支援している。利用者はこれを通じてコンテンツ生成、要約、分析などの機能を使うことができ、特に投稿に示された内容の真偽を確認するファクトチェック用途で使うケースが多い。

韓国ではXがKポップのファンダム活動が行われる主要プラットフォームの一つであるうえ、主要オンラインコミュニティでもXに上がった人気投稿が共有される文化が形成されており、グロックが短期間で利用者を確保したとみられる。グロックはX内部データを基にリアルタイム反応を分析・要約することに強みを持っており、これは主要な政治・社会・文化およびKポップ・ファンダムのイシューについて「今、人々がどう反応しているのか」に注目する韓国の利用者の嗜好に合致したとの分析だ。

ただしグロックの迅速な利用者確保の趨勢はモバイルに限定された可能性が高いとの意見もある。Xはモバイル利用者基盤が堅固であるため、Xに結合されたグロックもモバイルアプリ中心に成長したが、業務中心のデスクトップ利用者基準ではGeminiやクロードに及ばない可能性があるという説明だ。AI業界のある関係者は「AIをコーディング、レポート要約、リサーチなど業務に活用する利用者は、グロックよりクロードやGeminiを好む場合が多い」と述べ、「グロックはXとの連携に支えられ、モバイルAI市場で成長の勢いが際立ったとみられる」と評価した。

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