サムスンディスプレイは、イ・チョン代表理事社長が世界情報ディスプレイ学会(SID)のフェロー(碩学会員)に選任されたと19日明らかにした。
SIDは年に一度、歴代フェローの推薦と選考委員会の審査を経て研究業績が優れた会員をフェローに選任している。新たに選任されるフェローの数は当該年度の全会員数の0.1%以内に厳格に制限される。
SID側は「世界初のフォルダブルディスプレー開発をはじめ、多様な有機発光ダイオード(OLED)技術革新を先導し、エネルギー効率改善とサステナビリティに向けたディスプレー生態系の発展を牽引してきた功労を認める」と述べ、イ社長の選定理由を明らかにした。
1992年にサムスンへ入社したイ社長はPOSTECH(浦項工科大学)化学工学博士の出身で、2012年末にパネル開発の役員に昇進し、サムスン電子の「Galaxy S」シリーズとフレキシブルOLEDの開発に寄与した。
特にサムスンディスプレイが2019年に世界で初めてフォルダブルOLEDを量産する土台を築き、その後、中小型ディスプレイ事業部モジュールセンター長、中小型ディスプレイ事業部開発室長、中小型ディスプレイ事業部長などを歴任し、フォルダブルOLEDの耐久性と技術的完成度を高めた。
またイ社長は、サムスンディスプレイが2021年に世界で初めて商用化した無偏光板技術「リド(LTD、低屈折差位相差膜の意)」の開発を主導した。
このほか、タッチセンサーが統合されたフレキシブルディスプレー、カメラホールのあるフルスクリーンOLED、1〜120Hzの可変走査周波数でAOD(Always On Display)機能をサポートするOLEDなどの世界初の量産を主導した。
一方、サムスンディスプレイ最高技術責任者(CTO)のイ・チャンヒ副社長は、革新的なディスプレーおよび部品開発の功労を認められ、SIDから「ジャン・ラックマン」賞を受賞した。ジャン・ラックマン賞は、ディスプレー技術分野で卓越した学術的成果とともに画期的な技術開発の実績を収めた人物に授与される。