サムスン電子はグローバル市場調査機関オムディアの調査結果として、2025年にグローバル商用ディスプレイ市場で自社がシェア35.2%で首位に立ったと19日に明らかにした。
2025年の販売台数は250万台を超え、過去最大の記録を樹立した。
今回の調査は販売台数を基準とし、コンシューマー向けテレビは除外した。サムスン電子の商用ディスプレイ製品としてはスマートサイネージ、電子黒板、ビジネスTVなどがある。
サムスン電子は「スペーシャルサイネージ」などの新製品で市場を拡大する一方、「サムスンカラーEペーパー」など次世代ディスプレイで製品ラインアップを強化し、市場をリードした。
スペーシャルサイネージはサムスン電子の独自技術「3Dプレート」を適用し、厚さ52㎜のスリムなデザインでも画面の内側にもう一つの空間があるかのような立体感を実現する。
この製品は1月に開催された世界最大のIT・家電見本市「CES 2026」エンタープライズ技術部門のイノベーションアワードと「iFデザインアワード2026」プロダクト部門をはじめ、主要グローバルアワードで6つの賞を受けた。
超低電力ディスプレイのサムスンカラーEペーパーは既存の32型に続き、最近A4用紙サイズ水準の13型モデルを新たに披露し、ラインアップを拡大した。
13型カラーEペーパーは世界で初めて植物性プランクトンオイル由来のバイオレジンを適用したディスプレイだ。素材の革新により、製品製造過程で従来の石油由来プラスチック素材比で炭素排出量を40%以上削減した。
サムスン電子はハードウエアだけでなくソリューション事業も強化し、機器とソリューションをつないだ統合デジタルサイネージ体験を提供している。
別売の商用ディスプレイ専用ソリューション「サムスンVXT」は、リモートデバイス管理、リアルタイムモニタリング、簡便なコンテンツ制作・運用など多様な機能を支援する。
これにより顧客は、世界各地の複数店舗に設置された多様な種類のスクリーンをリモート管理したり、店舗プロモーション用コンテンツを手軽に制作・配布できる。
来月には写真1枚だけでもサイネージ用コンテンツを簡便に制作できる人工知能(AI)ベースのコンテンツ制作アプリ「AIスタジオ」も追加される。
キム・ヒョンジェサムスン電子映像ディスプレイ事業部副社長は「今回の記録は変化するビジネス環境と企業間取引(B2B)顧客の要求に迅速に対応した結果だ」と述べ、「今後も多様な商業空間に最適化した製品とソリューションを通じて最高の価値を提供していく」と語った。