グローバルソフトウエア(SW)企業のアドビがフォトショップのウェブ版とモバイル向け「AIアシスタント」の公開ベータを披露し、アドビ・ファイアフライのイメージエディターの性能を改善したと11日明らかにした。
今回発表した機能は、利用者が人工知能(AI)チャットボットと対話するようにコマンドを入力することで、複雑な編集を簡便かつ効率的に処理できるよう支援するものだ。アドビは「作業開始から成果物完成までのプロセスを短縮し、編集工程全般を制御するのに役立つ」と説明した。
対話型AI編集機能であるフォトショップAIアシスタントはチャットベースのインターフェースで作動し、ウェブとモバイルで提供する。利用者がテキストでリクエストを入力すると、背景の削除・変更、色や照明の補正などの編集作業を自動で実行するか、段階的に案内する。フォトショップアプリでは音声でも編集を依頼でき、移動中でも作業が可能だ。
フォトショップのウェブ版では、AIアシスタントを基盤とする「AIマーキング」機能が公開ベータで提供される。利用者は画像上で変化を加えたい領域に直接マーキングした後に「花を追加」「山を追加」などのプロンプト(コマンド)を入力すると、該当箇所に望む要素が生成される。
ファイアフライのイメージエディターは今回のアップデートにより、主要な生成型編集ツールを単一のワークスペースに統合し、AIで生成した画像と利用者がアップロードした画像のいずれにおいても、構図、スタイル、ディテールをより迅速に調整できるようにした。
AIモデルの選択肢も広がった。アドビの自社ファイアフライモデルに加え、グーグル・ナノ・バナナ2、OpenAIの画像生成、Runway Gen-4.5、Black Forest Labs Flux 2 Proなど、25以上の主要AIモデルをサポートする。