マイクロソフト(MS)が自社のオフィスサービスにAnthropicの人工知能(AI)エージェントプラットフォーム「Claude CoWork」を導入する。
マイクロソフトは9日(現地時間)、業務用AIエージェント「Microsoft 365 Copilot Wave 3」にAnthropicと共同開発した「Claude CoWork」技術を導入すると明らかにした。
Copilot WaveはAIをチームメンバーとして個人と組織の業務生産性を高めることを目標に運用されてきた。Wave 1が疑問点を尋ねれば答えるチャットボット水準だったのに対し、Wave 2は文書の草稿作成や内容要約を行う補助水準だった。Wave 3にClaude CoWork技術が適用されると、利用者が直接指示しなくてもAIエージェントが自律的にExcel、Word、PowerPointを横断して業務を遂行するようになる。AIが秘書を超えてチームメンバーになる格好だ。
先にAnthropicがプレゼンテーション作成や法律文書のレビューなど既存のソフトウェアサービス(SaaS)が担ってきた領域をAIが自律処理する「Claude CoWork」を発表すると、ソフトウエア業界で危機論が噴出した。
その後、メリウス・リサーチとスティフェルはマイクロソフトに対する投資判断を買いからホールドへ引き下げた。設備投資とMicrosoft Copilotサービスの成長が懸念されるためだ。
結局マイクロソフトはAnthropic発のAIショックで自社オフィスサービスが脅かされる状況で、これを排斥するより協業する戦略を選択した。同時に既存の協力関係を維持してきたOpenAIへの依存度を下げる狙いだ。
マイクロソフトは「Copilotは初めから多様なAIモデルを支援するよう設計されている」とし、「単一モデルに依存する代わりに、あらゆるモデルを業務に活用できるシステムを構築した」と述べた。