SKテレコムはスペイン・バルセロナで開催中の世界最大の移動通信展示会「MWC26」で、グローバルサーバーメーカーの「スーパー・マイクロ」、人工知能(AI)データセンター(DC)のMEP(機械・電気・配管)分野グローバルメーカー「シュナイダーエレクトリック」と「プリファブ・モジュラー(Pre-fabricated Modular)」方式の統合ソリューション確保に向けた3者業務協約(MOU)を締結したと4日明らかにした。会社は今回の協約を通じ、AI DC構築に要する時間と費用を削減する新たな構築モデルを推進する。
協力の核心となるプリファブ・モジュラー方式は、電力・冷却・ITインフラをモジュール単位で事前製作し現場で組み立てる方式で、AI DC構築に要する期間を飛躍的に短縮できる点が最大の利点だと会社側は説明した。建物の完工後にサーバーを順次構築する従来の「SRC(Steel Reinforced Concrete・鉄骨鉄筋コンクリート構造)」方式と異なり、AI演算を担うサーバーとこれを支える電力・冷却インフラを一つのモジュールとして統合製作することで、構築速度と費用効率を同時に高めることができるという。また、需要増加に応じてモジュールを段階的に追加でき、初期の大規模投資負担を抑えつつ、急変する市場需要に柔軟に対応できる。
スーパー・マイクロはグローバルなサーバーおよびストレージシステムの製造企業である。主要AI半導体企業との緊密な協力を基盤に、AI学習・推論に特化した高性能GPUサーバーを迅速に設計・供給する。とりわけ昨年、米国の主要ビッグテックおよびAIインフラ企業と協力し、「ブラックウェル」GPUベースのサーバーと高度な液冷技術を適用した大規模「AIファクトリー」を構築した。今回の協力でスーパー・マイクロは、顧客の要件と活用シナリオに合致した最適の性能を実現できるよう、AI演算を実行する高性能サーバーとそれを効率的に束ねるGPUクラスターを構築する予定だ。スーパー・マイクロは冷却などの中核インフラ要素を考慮した統合構成を準備し、高性能AI演算に最適化されたDCをより迅速に構築できるよう支援する予定だ。
シュナイダーエレクトリックはエネルギー管理および自動化分野のグローバル企業で、DC電力管理とデジタル基盤の運用管理ソリューション分野でグローバル標準として定着したソリューションを保有している。とりわけ昨年、米国タイム誌が発表した「世界最高のサステナビリティ先導企業」ランキングで2年連続世界1位を記録した。今回の協力でシュナイダーエレクトリックは、大規模AI需要に安定的に対応できるよう、インフラ設計段階から運用効率まで考慮したMEPベースのAI DC統合モデルを提示する計画だ。
ハ・ミニョンSKテレコムAI DC事業担当は「AI DC分野を代表するグローバルパートナーと協力し、プリファブ・モジュラー方式の統合ソリューションを推進することになった」と述べ、「これを基盤にグローバルビッグテック顧客のAI DC構築需要に先制的に対応し、コスト面での競争力も高めていく」と語った。
クレイ・シモンズ(Clay Simmons)スーパー・マイクロ副社長は「SKテレコムとの協力により、DCの構築・稼働を一段と前倒しできる統合体制を模索できるようになり、非常に意義深く受け止めている」と述べ、「今回の統合ソリューションは、顧客のワークロードに最適化されたスーパー・マイクロの高性能GPU特化サーバーを基盤とする」と語った。続けてシモンズは「急増するDC需要に対応できるよう、最新技術を継続的に提供していく」と付け加えた。
アンドリュー・ブラドナー(Andrew Bradner)シュナイダーエレクトリック上級副社長は「AI時代の競争力は、高性能インフラをいかに迅速かつサステナブルに構築するかに懸かっている」と述べ、「今回の協力でプリファブ・モジュラー基盤のAI DC統合モデルを提示し、炭素排出を削減し供給のボトルネックを解消する一方で、顧客の高密度AIワークロードの運用も安定的に支援する」とした。