LG U+はスペイン・バルセロナで2日(現地時間)に開幕する「MWC」で、技術でつながる「人中心AI」(Humanizing Every Connection)の将来ビジョンを公開すると1日に明らかにした。
展示館はLG U+が昨年公表したAI戦略「4A(Assured, Adaptive, Accompanied, Altruistic Intelligence)」に合わせて4段階で構成した。来場者は、顧客に安心を提供するセキュリティソリューションを皮切りに、意図と文脈を理解するボイス(音声)基盤のAIサービス、LGグループ各社および協力会社とともに取り組む未来技術、人中心AIが描く明るい世界を順次体験できる。
今年の展示の核心はボイス基盤のAIサービスだ。LG U+は多様なAIサービスの中でも通信事業者が最も得意とする領域である「音声」を中心にAIサービスを高度化している。LG U+は今年の展示を通じ、音声中心のコネクションが単なる記録を越えて理解へ、理解を越えて予測へ、予測を越えて行動へと拡張する姿を披露する。
代表的なサービスはAIエージェント「イクシオ」(ixi-O)の進化モデルである「イクシオプロ」(ixi-O pro)だ。イクシオプロは受動的な秘書役割を越え、顧客に先回りして必要なことを提案する能動型エージェントである。LG U+は会場での映像デモンストレーションを通じて、20代女性、ワーキングマザー、企業の役員など多様なペルソナがイクシオプロによって日常の煩わしさを解決する様子を見せる計画だ。特にイクシオプロはロボットと結合した「フィジカルAI」へ領域を拡張し、別途の指示なしでも対話の文脈を理解し、実生活空間で自律的に動く未来像を提示する。
LG U+はAIが急速に進化するほど安定的なサービスを作る基本である「セキュリティ」に注力している。今年のMWCではLG U+のセキュリティブランド「イクシガーディアン」(ixi-Guardian)2.0を中心に、同型暗号、U+SASE、アルファキー(Alphakey)などの技術の現在と未来像を公開する。
クリプトラブと協業した同型暗号は、暗号化された状態でも演算が可能な技術で、データが保存・転送・使用される全過程を暗号化された形で維持できる点が強みだ。LG U+はこの技術をAIエージェントサービスであるイクシオ(ixi-O)やAICCなどのサービスに適用し、ハッカーがデータを奪取しても暗号化された個人情報にはアクセスできないようセキュリティを強化する予定だ。
通信事業者の基本に当たるネットワーク(NW)もAIによって高度化される。LG U+はAIエージェントとデジタルツイン技術を活用し、ネットワークの障害対応、品質最適化、設備管理などを人が介入しなくてもAIが自律的に分析・判断し、措置する「オートノマス(Autonomous)NWソリューション」を披露する。
LG U+はグローバルな技術協力による産業エコシステム拡大にも弾みをつけるために開発した「ソブリンAIフルスタック(Full-Stack)ソリューション」も公開する。このソリューションはLG AI研究院、FuriosaAIと協業して開発しており、複雑なインフラ構築過程なしに電源とネットワーク接続だけで即座に現場業務へAIを導入できる点が強みだと会社側は紹介した。
展示の最後はAIが産業と社会に寄与する方向性を盛り込んだ超個人化メディアアートが飾る。世界的なメディアアート制作社「ユニバーサル・エブリシング」(Universal Everything)と協業したこの作品は、来場者の声と観覧データをリアルタイムで分析し、それにふさわしい自然風景を大型メディアウォールに投影する。これはAIが単なる計算ツールではなく、人間の内面を理解し共感する温かな媒介であるというLG U+の哲学を象徴的に示す。
チャン・ジュニョンLG U+マーケティンググループ長(常務)は「今回のMWC26は、LG U+が追求する『人中心AI』がいかに顧客の日常を安全かつ便利に変えるかを世界に証明する場になる」と述べ、「ボイス基盤の差別化された体験と堅固なセキュリティ、そして自律運用ネットワーク技術を結合し、通信を越える価値を提供するAIカンパニーへ飛躍する」と語った。