ダッソー・システムズは自社の3Dエクスペリエンス・プラットフォームに、ユーザーの業務を支援する人工知能(AI)秘書「バーチャル・コンパニオン」を適用したと24日に明らかにした。
バーチャル・コンパニオン「アウラ(AURA)」、「レオ(LEO)」、「マリー(MARIE)」は、ダッソー・システムズが数十年にわたり蓄積した産業知識とノウハウに基づき構築された。これら「バーチャル・コンパニオン」三銃士は、大規模言語モデル(LLM)ベースのチャットボットにとどまらず、複雑な産業課題を理解し推論し、製品の企画から設計・生産・運用に至る全工程で業務を支援するとダッソー・システムズは説明した。
アウラはプロジェクト全般の知識と文脈を調整するAI秘書で、ChatGPTのような大衆的AIチャットボットと類似している。レオは設計から生産に至るまで複雑なエンジニアリング課題を解決する。マリーは素材、化学、製剤、治療分野に関する深い科学的専門性に基づき、複雑な現象を探究し仮説を探索する。
バーチャル・コンパニオンのうちアウラはすでに3Dエクスペリエンス・プラットフォームで提供しており、レオとマリーは年内に3Dエクスペリエンス・プラットフォームを通じて提供される予定である。
パスカル・ダロズ・ダッソー・システムズ最高経営者(CEO)は「いまや人間とバーチャル・コンパニオン間の新たなチームワークによって見えないものを可視化し、物理的に存在する前に不可能を可能にして知識を実務に適用する時が来た」と述べた。
フランスに本社を置くダッソー・システムズはAI基盤のバーチャル・ツイン(Virtual Twin)技術の先駆者である。バーチャル・ツインは現実と同一の仮想モデルを実装する技術で、仮想空間に現実の物体の「双子」を作りシミュレーションし、これに基づいて結果を事前に予測して製品・サービスの最適化に用いられる。