カカオモビリティーがサウジアラビアへモビリティー技術を輸出する成果を上げた。
カカオモビリティーは23日、サウジアラビアの超大型スマートシティ開発事業「ディリヤ(Diriyah)プロジェクト」に「統合モビリティーソリューション」を供給する有償実証(PoC)契約を締結したと明らかにした。今回の契約は2025年5月にディリヤカンパニーと締結した「未来モビリティーサービス共同開発のための業務協約(MOU)」以降、7カ月で具体的な事業の結実が出たものだ。
ディリヤプロジェクトは、総面積14㎢の敷地全域を結ぶ大規模複合インフラを備えており、1区画と2区画のうち文化遺跡地区に隣接する1区画の通行と駐車は主に地下で行われる。カカオモビリティーはディリヤカンパニーとの契約を通じ、6万台以上を収容する駐車場ソリューションを構築する計画だ。そのうち第1段階として約5000台規模を収容できるソリューションを優先的に構築する。
PoCを成功裏に遂行した場合、ディリヤ全体のモビリティー拠点へのソリューション拡大適用を協議する予定である。
カカオモビリティーは、複雑な地下環境を含め6万台以上の車両移動を効率的に管理するため、自社の「駐車フルスタック(Full-stack)」技術力を今回のPoCに適用する。AIベースの需要予測と空間最適化技術、位置情報システム(GPS)の受信が不可能な大規模地下駐車場でも途切れない経路案内を提供する「屋内ナビゲーション」構築技術、バレーサービス・入出庫・決済を1つのアプリで提供する統合プラットフォームの強みなどがこれに含まれる。
カカオモビリティーは「大規模データ分析のノウハウとデータに基づく需要予測および効率的管理の強みを基に、ディリヤ主要区画内の既存駐車場インフラをデータ化し、これに基づいてユーザーアプリ、屋内ナビゲーション、入居企業向けウェブソリューション、バレット専用ソリューションなどを構築することになる」と説明した。
今回の契約締結に先立ち、ディリヤカンパニーの関係者が2025年9月に訪韓し、カカオモビリティーのプラットフォーム運用ノウハウとモビリティーの強みを確認した。当時ディリヤ側は、ソウル江南区のCOEX駐車場で実装された屋内ナビゲーション環境を直接確認し、忠清北道清州でHLロボティクスと協業して運営中の韓国内初の「ロボットバレーサービス」の現場を訪問した。
リュ・グンソンカカオモビリティー代表は「今回の契約は駐車場管理を越え、カカオモビリティーがグローバル市場で未来モビリティー技術領域へ進むための重要な橋頭堡という点でも意義が大きい」と述べた。