グローバルデザインプラットフォームのキャンバ(Canva)は、Anthropicの人工知能(AI)チャットボット「クロード」に続き、OpenAIのChatGPTで自社のブランド機能を使える「キャンバAIコネクター」を公開したと10日明らかにした。
今回の統合により、ChatGPTの利用者はキャンバのプラットフォームに移動することなく、ChatGPT内でキャンバのブランドキットを呼び出し、色、フォント、ロゴなどのブランド要素が自動適用されたデザインを活用してコンテンツを制作できるようになった。
キャンバは「今回のアップデートにより、AIベースのデザインの限界としてたびたび指摘されてきた『ブランド一貫性の欠如』の問題を解決した」とし、「これまでもAIを活用して作業スピードを高めることはできたが、成果物がブランドガイドラインに合致せず追加修正が必要な場合が多かった」と述べた。今後はAIアシスタントにブランド情報を直接連携し、開始段階から直ちに実務に活用できる成果物を得られるという説明である。
アンワル・ハニフ キャンバエコシステム総括責任者は「キャンバのデザイン能力をChatGPTやクロードのようなツールに結合し、テキストプロンプトを実務用のビジュアルへ即時に変換できるようになった」と述べ、「これはAIの成果物を単に速く作る段階を超え、実際の業務で実用的に使えるようになったということだ」と語った。
今回の連携は、AI活用が単なるアイデア創出の段階を越え、実際に完成した成果物を生み出す方向へ移行していることを示すとキャンバ側は説明した。ブランドガイドラインも静的な文書から脱し、利用者が日常的に使用するAIツール内で自動的に適用されるアセットへと変化している。
キャンバはこのような統合を通じ、AIベースの業務環境において視覚デザインを担う中核プラットフォームとしての地位を強化しており、現在までにChatGPT、クロード、コパイロットなどで1,200万件以上のデザインが生成された。