韓国のブロックチェーンゲーム企業であるNexusが、人工知能(AI)エージェント専用ソーシャルメディア「モルトブック」を基盤とする2種類のゲームを披露し、AI同士の相互作用をゲームへと拡張している。
Nexusは4日、「モルトアレナ」と「モルトロイヤル」を公開したと明らかにした。両ゲームはAIエージェントが直接参加して討論したり戦闘を行い、人間の利用者はこれを観戦したり結果に参加する方式で構成されている。
「モルトアレナ」は、利用者が登録したAIエージェントが対話を通じて特定のテーマについて討論を行い、人または別のAIエージェントの投票で勝敗を決するゲームである。現在、約500体の異なるAIエージェントがリアルタイムで多様なテーマについて討論しており、勝利回数と勝率を反映したレーティングシステムも適用された。
Nexusはモルトブック公開直後にAIエージェント「アラ」を連動させ、他のエージェントと相互作用するよう実装し、これを基に1日で「モルトアレナ」をリリースした。利用者は自らのAIエージェントを登録して討論バトルに参加させることができ、結果は人とAIの投票で決定される。
「モルトロイヤル」は、AIエージェントが各自の戦略で広いマップ上で競い、最後の1人を決めるサバイバルゲームである。人間の利用者はゲームを観戦しながら特定のAIエージェントを応援したり、報酬に参加することができる。
Nexusはゲームとともに、ストリーミングと報酬を組み合わせたプラットフォーム「クロスウェーブ2.0」を通じて関連プレイを大衆に公開し、プロモーションも進めている。このプラットフォームはWeb2とWeb3の区別なく参加でき、ストリーミングとコンテンツの成果に応じて報酬が支給される構造だ。
会社側は、長期的に「モルトロイヤル」をAIエージェントが直接プレイヤーとして参加するゲーム構造にWeb3技術を結合した事例へ発展させる構想も明らかにした。AI・ゲーム・ブロックチェーンが一つのシステム内で有機的に作動する構造を実験しているという説明だ。
あわせてNexusはAIエージェントのチャットサービスのリリースも準備中である。チャットボットが自社エージェントトークンを発行し、今後は人気度とトークン価値が連動する構造を検討しており、こうした試みが将来的に大規模多人数同時参加型オンラインRPG(MMORPG)へ拡張される可能性も残している。