会社員の姓パクの人物はLG U+の9万ウォン台の料金プランを利用している。パクは最近「スマートウォッチ料金を毎月1万1000ウォン支援する」という案内を見て、LG U+オンラインショップで48カ月契約で「ギャラクシーウォッチ8ウルトラ(89万9800ウォン)」の開通を申し込んだ。だが翌日、カスタマーセンターから「スマートウォッチの新規加入は端末代金を即時決済してこそ開通される」という案内を受け、申し込みを取り消した。機種変更や番号移行は分割払いが可能だが、新規加入だけ決済方式が異なる点が負担として作用したためである。
SKテレコム・KT・LG U+など移動通信3社のオンラインショップを確認すると、スマートウォッチを新規で開通する際、端末代金は「即時決済」の形でのみ受け付けている。同じ製品でも機種変更や番号移行は最大48カ月まで分割して通信料金に含める選択肢が開かれているが、新規開通は決済段階から分割オプションが塞がれている構造だ。消費者の立場では「なぜ新規加入だけ例外なのか」という疑問が生じざるを得ない。
分割制限の基準は通信事業者ごとに異なる。KTは70万ウォンを超える製品、SKテレコムは90万ウォンを超える製品で新規加入者に即時決済を求める方式だ。一方、LG U+は価格に関係なく新規加入の分割購入を幅広く制限する形である。
代表例が「ギャラクシーウォッチ8クラシック(59万9500ウォン)」だ。通信3社のオンラインショップで新規開通を試みると、KTとSKテレコムは最大48カ月の分割が可能だが、LG U+は端末代金を即時決済してこそ開通が進む。「ギャラクシーウォッチ8ウルトラ(89万9800ウォン)」は新規加入基準でSKテレコムのみ分割購入が可能であることが分かった。出庫価格124万9000ウォンの「アップルウォッチ ウルトラ3」は通信3社すべてで新規加入の分割購入が遮断されていた。
通信事業者がオンラインで新規加入の分割を制限する理由としては「未開通リスク」が挙げられる。端末を宅配で受け取った後、加入者が開通手続きを進めず回線が開かれない事例が多かったという説明だ。番号移行や機種変更は既存番号があり、システム上の管理手段があるため強制開通などで処理する余地があるが、新規でスマートウォッチを開通する場合、利用者が開通しなければ通信事業者が手続きを完了させる方法がなかったということだ。結局、端末回収、分割金の債権管理、悪質注文への対応負担が大きくなり、「新規加入=即時決済」で防御壁を張った格好である。
問題は、この構造が消費者に「オンライン特典を放棄せよ」というシグナルと受け取られかねない点だ。スマートウォッチはオフラインよりオンラインショップで購入するほうが端末支援が約15%多く付くなど条件が有利な場合が多い。新規加入者にだけ分割を閉じてしまえば、同じ機器を買っても初期負担が大きくなり、オンラインの価格競争力自体が色あせる。
通信事業者が高額料金プラン加入者を対象にスマートウォッチ料金支援を前面に掲げて新規加入を誘導する政策とも矛盾する。SKテレコムは8万9000ウォン以上の料金プラン加入者にスマートウォッチ1回線を無料で支援し、KTは10万ウォン以上の料金プラン加入者に1回線を無料で支援している。LG U+は8万ウォン台以上の料金プラン利用者に料金割引1万1000ウォンを提供している。
新規加入者に対する一律の制限が過度だとの指摘も出ている。通信事業者の内部でも「新規加入」という同じ名称の下でリスク度合いが異なるが、オンラインではこれを一括で束ねて遮断しているということだ。アン・ジョン相中央大学コミュニケーション大学院兼任教授は「新規加入も自社利用顧客が新規で加入する場合と、他社利用者が新規で加入する場合の二つに分けられる」と述べ、「自社顧客に関する信用情報が確保されている状態であれば、新規加入まで分割購入を塞ぐ必要はない」と語った。
スマートウォッチが携帯電話の付属品を超え、独自回線として定着する流れが鮮明になるほど、オンライン新規開通の即時決済慣行は一層敏感なイシューとなる見通しだ。未開通リスクを抑えつつも利用者拡大を阻害しない解法が必要である。例えば自社顧客の新規加入には分割を開放する、配送後一定期間内の開通を条件に分割を許容する方式などの代案が挙げられる。