イ・ジェウンがSOCAR取締役会議長に復帰しカーシェア強化へ

イ・ジェウン前SOCAR代表が6年ぶりに経営の第一線に復帰する。最大株主である前代表は2026年3月の定時株主総会を経てSOCARの取締役会議長として復帰し、主力事業である車両共有事業の競争力強化と組織改革を主導する職責も担う。

31日SOCARによると、パク・ジェウク代表は29日に城東区本社で開かれたタウンホールミーティングで、この内容の前代表の復帰を社員に知らせた。前代表は取締役会議長として復帰し、経営全般の大きな方向性を示すと同時に、カーシェアリングサービスの強化と組織改革を担当する予定だ。具体的にどの職責を担うかは社内で協議中である。あわせてパク代表は自動運転など新規事業に注力する役割分担を通じて「ワンチーム」体制を構築する構想だ。

前代表は2020年3月、いわゆる「タダ禁止法」と呼ばれる旅客自動車運送事業法改正案が国会を通過した後、SOCAR代表職を退いた。その後、タダ関連の裁判では2023年6月に大法院（韓国の最高裁判所）が前代表とタダ運営会社VCNCのパク・ジェウク前代表らに無罪を確定した。

SOCAR関係者は「パク・ジェウク代表はSOCARの将来の成長エンジンを設計し、イ・ジェウン前代表はSOCARの本業であるカーシェアリングの基盤を堅固に固める『ワンチーム』体制でいく予定だ」と述べた。