Nota AIがExynos2600向けにAI最適化技術を提供

人工知能（AI）モデルの軽量化・最適化技術企業であるNota AIは、サムスン電子の次世代モバイルアプリケーションプロセッサー（AP）「Exynos 2600」に自社のAIモデル最適化プラットフォーム技術を供給する契約を締結したと30日に明らかにした。

今回の協力によりNota AIは、サムスン電子のAIモデル最適化ツールチェーン「Exynos AI Studio」の次世代版開発に参画する。Nota AI関係者は「大規模生成型AIモデルの精度を維持しつつExynos 2600で駆動するよう支援し、最適化パイプラインの自動化を通じて開発者が最新AIモデルを実装するプロセスを画期的に改善する計画だ」と説明した。

これによりユーザーは、別途クラウド接続がなくても端末自体で動作する、より高速かつ強力なオンデバイス（内蔵型）生成型AI体験を享受できる見通しだ。

Nota AIはモデルサイズを最大90%超削減しつつ精度を維持し、さまざまなハードウェア環境でAIモデルを効率的に最適化・配布できる「NetsPresso」プラットフォームを保有している。

チェ・ミョンスNota AI代表は「Exynos 2400から続いてきた今回の協力は、Nota AIの技術がサムスンのハードウェアと結合し、実質的な価値を創出していることを証明する」と述べ、「グローバルパートナーとの継続的な協力と技術の商用化を通じて、オンデバイスAI時代を先導する必須技術としての地位を確立する」と語った。